台湾で最近ブームになっているのが、環島(ホァンダオ)。
台湾を自転車で一周する、という旅行スタイルです。
今回は環島の距離やコース、台湾自転車両行に役立つサイトについてご紹介します。
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環島・台湾一周の距離とコースは?
台湾の面積は約3万6000平方キロメートルで、
これは、日本では九州よりも少し小さいくらいです(九州は約3万8000平方キロメートル)。
一般的なルートで九州を一周すると1500㎞、海岸線を選んで大回りすると2000㎞くらいになりますが、
台湾一周はだいたい、1000㎞(3月26日放送「世界ふしぎ発見」では900㎞、と言っていました。)
こちらも海岸沿いに大回りすると距離は長くなり1200㎞となります。
【台湾一周のコース】
普通、日本人が台湾に行く場合、飛行機で台北に入ると思いますので、
台北を出発し、宿泊や買い物がしやすい、ということを考慮して比較的大きめの町を終点・起点とするコースの例をご紹介しますね。
http://map.taiwan.net.tw/ebook/pdf/2015_bicycle_jp.pdf
1日目 台北→新竹
台3線・県道118号線利用で約81㎞
2日目 新竹→台中
台16線・台1線・台12線利用で約100㎞
3日目 台中→嘉義
台1線利用で約94km
4日目 嘉義→高雄
台1線利用で約115km
5日目 高雄→車城
台17線→台1線→台26線利用で約87㎞
6日目 車城→台東
県道199号・台26線・台11線利用で約115㎞
※海抜500m近くになる寿峠があり、坂がきつい場所です
7日目 台東市知本→玉里
台9線利用で約85㎞
8日目 玉里→花蓮
台9線利用で約88㎞
9日目 花蓮→礁渓
花蓮から蘇澳新駅までは約100㎞鉄道を利用し、その後29㎞を台9線利用
※蘇花公路を自転車で走ることも可能ですが、大型貨物トラックが多くトンネルもあって危険があるため、鉄道利用が安全。
10日目 礁渓→台北
台9線利用で約72km
※海抜約530mの九湾十八拐の頂上はコース中最も高い場所であり、最終日ということもあってかなりキツいはず。
台湾1週に何日かかるの?
コース紹介では10日間、というモデルでご紹介しましたが、
台湾1週コースには登板もあるため、1日に走れるコースは人によって違います。
なんどか、自転車旅行をしたことがある人なら大体の自分のペースは分かると思いますが、
普通、1日に50㎞~100㎞移動できると考えます。
また、初心者の方で、長距離をあまり走ったことがない、という人は、
国内の平地で自分がどの程度走れるのか把握してくことをおすすめします。
旅行を楽しむ、ということでしたら、
台湾は査証免除で90日以内は滞在できますので、いくつかの都市で何日間か滞在して観光などしてもよいのでは?
また予想以上に休息が必要になったり、天候不良で進めない、といったこともありますので、
最低2週間くらいは予定をしておいたほうがよいでしょう。
自転車は日本から持ち込むの?
愛用の自転車がある人は、分解してパッキングすれば飛行機で運ぶことができます。
現地で借りることもできます。
台湾の有名な自転車メーカーGIANTの直営店などでレンタルすることも可能です。
環島お役立ちサイト
気象情報
http://www.backpackers.com.tw/forum/
交通部中央気象局の公式ウェブサイトです。
雨雲の情報などを見ることができます。
飛行機に自転車を載せるためのパッキングの仕方(Gigazine)
http://gigazine.net/news/20140907-bicycle-packing-airplane/
台湾一周サイクリングガイド
chttp://map.taiwan.net.tw/ebook/pdf/2015_bicycle_jp.pdf
交通部観光局が出している冊子です。
初めての環島には必携です。記事中ご紹介したコースはこちらを参照しました。
台湾自転車一週旅行・環島(ファンダオ)のコースは?お役立ちサイトは? まとめ
台湾一周では、台北と南の方、海岸など各地で異なった風物を楽しむことができますが、
コース中、坂がキツイ場所もあり、なかなかハードなコースだと思います。
また日本よりも緯度が低く暑い場所なので、
真夏は避けたほうが良いでしょう。