2016年4月23日放送「ジョブチューン」
国民的大ヒット食品のヒミツ★大好評第2弾!禁断ぶっちゃけ大連発で
明治製菓のカールが取り上げられました。
カールは油で揚げていない!?アノ食感は一体どうやって…必見!製造工程を公開
「新しい味の開発をあきらめた」とはいったい・・・?
新しい味の開発をあきらめた、とは?
番組予告では、明治製菓の担当者が「新しい味のかいはつをあきらめました」とコメントして
「そんな会社あり?」とスタジオが騒然としていました。
4/23(土)よる7時56分~
★国民的大ヒット食品のヒミツSP★<プロフェッショナル出演者②>
■ネスレ「キットカット」
内藤篤・槇亮次
■明治「カール」
関根由梨・藤原敬之#ジョブチューン #TBS pic.twitter.com/oElJLgzu5R— ジョブチューン (@jobtune_TBS) 2016年4月19日
そして、本編では、
新しい味は一度は買ってもらえるが、すぐに飽きられてしまい売れ残ってしまう。新しい味の開発はあきらめた
という発言がありました。
2016年3月6日の日刊ゲンダイ
このヒット商品と会社のヒミツ
リニューアル大反響 明治「カール」バカ売れまでの試行錯誤
からも、「新しい味の開発はやめた」ということがうかがえます。
日刊ゲンダイの記事では、カール定番3商品のリニューアルが取り上げられているのですが、
これまでカールは100種類以上の新フレーバーを発売し、話題を呼んできましたが、
明治製菓菓子マーケティング部の島田圭一郎さんによると、
一方で、新しいフレーバーを出すほどに、定番3商品(チーズ、うすあじ、カレーあじ)が頭打ちになり、
カールの原点を見直すことになりました。
その結果、歯ごたえのサクサク食感の軽やかさを高め、
「フレーバー」はそのままにコクとうま味もアップさせたリニューアルした、
チーズ、うすあじ、カレーあじを発売したところ
4カ月連続で前年比2ケタ増、という過去最高レベルの反響があったとか。
その後、新しいファン層を獲得するために「大人の贅沢カール」を出していますが、
これはチーズ味の、チーズを重ねがけにしたものなので、
フレーバーとしては「定番3商品」の中の一つなんですね。
こちらも想定の1.3倍の売り上げとなっているそうです。
今後、定番3商品だけ、ということになると、
2015年のカールねぎ塩焼肉味が最後の新フレーバーということになるんでしょうか?
カールは油で揚げていない!
たしかに、カールって「ノンフライ」と書かれていますよね。
カールの製造工程については、以前TBA系の「がっちりマンデー!!」(2009年9月13日放送)で取り上げられました。
もう6年以上前の放送ですし、今回サクサク感の改良をしたということなので多少変わっているとは思いますが、
基本的な製造工程は同じだと思います。
また、カールの公式サイトでもカールの製造工程を動画で見ることができます。
http://www.meiji.co.jp/sweets/snack/karl/#/factory/process2/
カールの原材料はトウモロコシの粉に水を混ぜたもの。
この生地をエクストルーダーという機械で、1秒間に25個~30個の「カール」を成型します。
エクストルーダーの小さな穴から生地が出てきた瞬間に、ふわっと膨らんで、くるんと丸まります。
そこで瞬間的にカッターでカットして「カール」の形になるんです。
エクストルーダーの中で、180℃の高温と高圧で押し出されたトウモロコシ粉の生地が
膨らんだものがカール。油で揚げてはいないんですね。
エクストルーダーから出てきたカールを乾燥して味をつけたら完成です。
明治製菓はカールの新しい味の開発をあきらめた?!「ジョブチューン」 まとめ
カールにはくるんと巻いた昔ながらの形と、スティックタイプがありますが、
スティックタイプには「クリーミーアボカドしょうゆ味」という新しい味が最近出ていますので、
もしかしたら、今後は、新しい味はスティックタイプで出すということかも。
また明治製菓のタイの子会社、タイ・メージ・フードが発売している、タイのカールは
以前は日本のカールとは違った平らでカールしている形でしたが、
おととしくらいに日本と同じふわっと膨らんだものになったそうです。
製造機械が違ったのでしょうか・・・
タイ限定では違う味のものが今後も出てくるかもしれません。
追記・ついに販売中止へ
2017年5月25日、明治製菓は、
カールの生産を
全国5カ所から愛媛県内にある工場1か所に縮小し、
東海地方より東では販売せず、
「チーズあじ」と「うすあじ」の2つの商品のみ
関西(滋賀、京都、奈良、和歌山)以西での販売に切りかえる、
と発表しました。
理由は「販売不振」。
ポテトチップなどの、他の商品に押されて
収益性が低くなり、最近3年くらいは
ブランドを存続させる方法が模索されていた、とのことです。
それが、上の記事に書いた「大人のカール」などだったのですね。
これからは、カールが関西土産ということになりそうです。