NHK連ドラ「ごちそうさん」48話ネタばれあらすじ、感想です。
め以子は希子に
「「食事が楽しいおうちにできるかわからない。 私は失敗もたくさんすると思う。
でも、そんな失敗も全部見てて。
どうやったら、ごはんが楽しくないおうちになってしまうのか。
どうやったら、ごはんがおいしいおうちになるのか。
私のやること、全部見て、考えてからお嫁にいきなさい」
とは言ったものの。和枝が見合いをとりやめにしてくれるとも思えず。
め以子は、悠太郎に相談すると悠太郎を巻き込むことになる、と、
自分ひとりで、自分が見合いの席で粗相をすることを決心します。
お見合いの席、相手の家(大阪一の紙問屋)の息子さんが、
うつむいたままで何も言わない希子のことを、
「いんじゃもんというのは本当なんですね」と言います。
引っ込み思案、というような意味というのは文脈で分かりますが、
上方落語では、
「隠者もん」=。隠遁者。隠士。俗世間との交わりを絶ち、修行あるいは自適の生活を送っている人
という意味でも使われることもあるのだとか。
相手方は、おとなしい希子を、ひかえめなお嬢さんと高評価しますが、
実際にいっしょに暮らす家族になってもこうだったら、
めっちゃイラつくと思うんですけれど。
希子の場合、おっとりしている、というのとは違い、
自分に全く自信がないわけですから。
お茶碗が汚れていたり、お茶に虫が入っていたり、
粗忽な振る舞いでお茶碗を片付けたりするめ以子を見て、
見合いを仲介した倉田は「魚の配達をしていた女」と気が付いたようです。
しょっちゅう、和枝が愚痴っている、
「悠太郎が東京から連れてきた電信柱のような女」が、こんなに粗忽者だ、というのを見て、
どう思ったんでしょうね。それとも年の功で、わざとやっていると気が付いたか?
見合い相手の母親は、
「おなごし(女中)さん、変えたほうがよろしいんとちゃいます?」と言いますが、
悠太郎は「おなごしちゃいます。私の妻です」と言い、和枝も、仕方なく、
「しきたりで、1年間嫁にはおなごしをさているんです」と言ったので、
相手の家の人々は、ますます、長男の嫁になる人があんな女?と不審がったのでは。
め以子は、お茶の神様、塩の神様にわびながら替えのお茶に塩を入れました。
その様子を見た静は、め以子が見合いを壊そうとしていると気が付き、
和枝の顔をつぶせるなら、とおもしろがってのろうとしますが、
め以子は、お姉さんはお姉さんなりに良いと思ってしていることだから、顔はつぶせない、
私ひとりが粗相をすれば良いんです、と言うのですが、
それを和枝に聞かれてしまいました。
和枝は、め以子に蔵で掛け軸を探すようにいって閉じこめてしまいます。
そして悠太郎には「め以子は熱があったら寝かせた。熱のせいでおかしかったみたいや」と言います。
め以子は脱出を試みますが、そのとき落ちてきた記念写真らしいものを開いてみます。
希子は、やっとの思いで、
こちらのような結構な家にはうちのようなものはふさわしくない。
うちは本当に何もとりえがなくて、
と言いますが、
ますます「ひかえめなお嬢さん」と気に入られてしまいます。
そこに、捨蔵が酒によって乱入。
台所にあった水茄子を手に、「ごめんなすって」と座敷に入ってきます。
捨蔵=正蔵この家の主人であり、父親は死んだ、ということはウソだとばれた上、
正蔵は相手の家の人に「10円いや5円でも貸してくれ」と絡み、
挙げ句に・・・吐いたんですよね、ダイレクトには映りませんでしたが。
当然、見合いは壊れます。
それでも「和枝ちゃんそんなに謝らんでもええ。わしがどうにかするさかい」という倉田。
開明軒をサポートしていた社長さんなみにええ人なんですね。
外出から戻った静は、座敷で大の字になっている捨蔵=正蔵を見て仰天。
希子は、呆然として振り袖姿のまま座っていました。
静と和枝はお互いに自分が正蔵を呼んだのではない、と言い、
和枝は「め以子が呼んだ」と思って蔵に行きます。
め以子は、見つけた写真=正蔵と静の写真を見ていました。
「西門家のお父さんは亡くなったのですよね。私、この人知っています」
め以子はついに、西門家の本当の歴史、何が起こったのかを知ることになったのです。
来週は「きみをアイス」。室井と桜子が駆け落ち、そしてめ以子、とうとう離縁?!