2017年2月7日火曜日深夜放送「けものフレンズ」
第5話「こはん」の感想です。
※タイトルにあるように、私はアプリ(ゲーム)は未経験です。
動物の能力の描き方などについての興味から見ています。
けものフレンズ第5話のあらすじ
記憶がない状態でジャパリパークに現れたかばんちゃんは
一体、どんな動物なのか?を調べるため、
かばんちゃん、サーバル、ボスは
ジャパリバス(園内移動用の電気自動車)で図書館に向かいます。
一行が差し掛かったのは、
温暖な気候で、湖と混合林がある「こはん」。
サーバルが、ボスにジャパリバスの動かし方を質問し、
ボスはバスとリンクして動かしている、ハンドルでのマニュアル運転もできる、
との説明を聞いて、
サーバルがハンドルを動かします。
人間の手と同じ形をしていますが、
サーバルはハンドルをつかむことはできず、猫でひっかくようにして回すだけです。
サーバルが動かすバスは、
大きな木のようなものにぶつかるのですが、
それは丸太が立てられていただけだったので、バスは無傷で、
ドミノ倒しのように丸太が倒れ、積まれていた木の何本かが
湖に落ちてしまいました。
丸太は、アメリカビーバーが集めていたもので、
ビーバーは、丸太小屋(ただし、ビーバーはもちろん、サーバルにもかばんちゃんにも
それが何かは分かりません)の絵を見せて、
こういうのを建てたいっす!
と言います。
それが何かは分からなくても「いえ」であることや、構造は分かるみたいです。
しかし、超・慎重派で心配性のビーバーは動く前に
あれこれ考えすぎてしまい、丸太を集めてから何日も感が混んでいたそう。
サーバルとかばんちゃんは、材木を流してしまったお詫びに、
材料集めを手伝うことを申し出て、
ボスのサジェスチョンで、ジャパリバスで、材木に向いている針葉樹の林に
行くことになります。
ビーバーはバス中でも「しばらく留守にしてもダムに穴が開いたりしないっすよね・・・」と
心配。
バスの中から、ボスがあちこちに見える鳥や動物の巣について説明します。
そして「動物だった頃の修正で巣づくりをするフレンズもいるけれど、
体の大きさや構造が違うから最初は試行錯誤したみたいだ」と言います。
ビーバーも、「自分ももともとはもっと小さな家でいいんだけれど、この体だと
どうしてもある程度の大きさの家が必要だ」と言います。
「狭くて、小さいところが落ち着く」という点で意見が一致する
ビーバーとかばんちゃん。
針葉樹の林に到着し、
歩き出すとさっそくサーバルが地面に開いた穴につまづきます。
見るとあたりは穴だらけで、
おまけに誰かが穴にははまっています。
かばんちゃんたちが助け出したのは、オグロプレーリードッグでした。
そして、いきなりサーバルやかばんちゃんに
ブチューっとキスをします。
これはプレーリー流のあいさつらしい。
Lovely Prairie dog!
ふわふわでアツアツのオグロプレーリードッグです。
And I will always love you…#cuteanimaltweetoff pic.twitter.com/WHUSoIg4XV— 名古屋市東山動植物園 (@higashiyamapark) 2017年1月29日
このあたりに巣を作りたい、と穴を掘っているが、
すぐに崩れてしまう、というプレーリー。
材質や構造のことを熟慮するビーバーに「いろいろ教えてほしい」と頼んできます。
まずは、ビーバーが必要な材木を切ってから、と聞くと
プレーリーはさっそく木の根元を掘って木を倒し始めます。
ビーバーは、木をかじる方向で倒れる方向をコントロールできる、と見本を示し、
プレーリーは即座にその方法をマスターして気を倒します。
もともとプレーリーはチームで仕事をするので、指示に従うのは得意、
なのだそうです。
あっという間に必要な材木が集まり、
材木をバスに乗せて、プレーリーも一緒に湖畔に戻ることに、
湖畔に到着すると、
プレーリーは好みの見晴らしが良い土地が気に入って
さっそく穴を掘り始めます。
ビーバーは一度切ったらやり直せないと思うとなかなか
仕事に取り掛かることができません。
かばんちゃんはビーバーには「模型を作ってみること」
プレーリーには「動く前に考えること」を提案しますが、
ビーバーは模型ばかり作って先に進めず、
プレーリーも、掘っても掘ってもうまくいきません。
そこで、かばんちゃんは、
ビーバーは指示を出すことに集中、
プレーリーは穴掘りなどの作業に徹する、
と分業・協業することを提案します。
2人の希望から、
湖畔の中の小島まで、プレーリーがトンネルを掘り、
高床式の見晴らしの良い小屋を組むことになりました。
トンネルには、崩れないように木の枠で補強します。
そしてあっという間に丸太の小屋ができあがりました。
ビーバーとプレーリーと分かれた
かばんちゃん、サーバル、ボスは
再びバスで進みますが、
途中で何かに衝突してバスが止まります。
乗り込んできたのは、オーロックス。
そのころ、やっとこうざんのアルパカ・スリのカフェに到着した
アライグマとフェネックはまたもかばんちゃんたちとすれ違い。
アルパカ・スリのお茶とトキの歌で
ほっこりしかけますが、
アライグマは「こんなことをしている場合じゃない!お宝があ」と言います。
けものフレンズ第5話の感想と考察
第4話でも、
男言葉で話すフレンズは、そういうキャラというだけなのか
動物だった時にはオスでフレンズ化して人間の女の子の姿になっているのか?
と書きましたが、
第5話で登場したアメリカビーバーとオグロプレーリードッグも
話し方は男っぽかったですね。
(ビーバーは「っすよ」、ブレーリーは「であります!」)
また、バスで針葉樹林に向かうときに
ツカツクリの巣があったのですが、フレンズの姿は見えませんでした。
動物としてのツカツクリの習性は
オスが巣をつくってメスにプロポーズする、
なのですが、だとすると、この巣をつくったのは
元オス、ということでいいんですかね・・・?
今回のストーリーでは、
石橋をたたいて壊しかねないくらい慎重派のビーバーと
ちょっとは考えてから動け、と言いたくなるプレーリーが
かばんちゃんの提案で
共同作業することでうまくいく、
という内容だったのですが、
本来、動物としては
その種の能力や特性だけで閉じていることが
ほとんどで、
ここで異なる種どうしが協力する、
というのが、かばんちゃんが存在することで
新しく生じた変化なのか?という気もします。
また、第2話の時から感じている、
「フレンズはみんな極端にいい人」
というのは今回も同じで、
サーバルがバスをぶつけて丸太が流れてしまってもビーバーは
怒らないし、
ビーバーとプレーリーは自分にないものを持っている
相手をすごくリスペクトしています。
「自分の損得にあまりこだわらない」という点も
特徴ですね。
ちょっと雰囲気が違うのは、アライグマと
今回最後に乗り込んできたオーロックスなのですが、
オーロックスのキャラクターは次回のおたのしみ、とうことで。
アメリカビーバー
CV:下地紫野
陸上生物なのに、
水辺から20m以上離れることはほとんどない、
という、よく考えると珍しい性質を持っていますね。
昨年生まれたビーバーの赤ちゃん。
こーんなに成長しました!
たくさんの食べ物に囲まれて幸せそう・・・
もっと大きくなれよ~#チビーバー pic.twitter.com/HqjpFvyCeV— 名古屋市東山動植物園 (@higashiyamapark) 2017年1月21日
15㎝くらいの太さの木ならすぐに切り倒してしまうそうです。
オグロプレーリードッグ
CV:大空直美
何しろ見た目がかわいいので、
エキドチックアニマルペットとして飼っている人も
多いようですが、
飼育員さんから解説にもあったようで、
2月から3月の繁殖期には、オス同士はわりと激しく
闘争します。
繁殖期に入り、緊張感の漂うオグロプレーリードッグ舎。オスたちが「キチチチ…」と小さな声を上げ、にらみ合い。鋭い爪でけんかをするので顔やお尻の毛がボサボサに…。
え?写真では緊張感が伝わらない?ぜひ現場で味わってください!うまくいけば5月頃に子どもが巣穴から出てくるでしょう。 pic.twitter.com/aEGTbb7nhD— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) 2017年2月8日
こちらは、埼玉県こども自然動物公園のオグロプレーリードッグ。
赤っぽいライトは室内展示のため。
この左の子も毛皮がちょっとボロってました。