2014ドラマ

「花子とアン」あらすじ・第1週「花子とよんでくりょう」第1話(3月31日放送)

NHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」
第1週「花子とよんでくりょう」第1話(3月31日放送)の
あらすじ、感想をまとめました。

物語の冒頭シーンは、

1945年、昭和20年。

 

52歳になった
村岡花子(吉高由里子)が
英文の翻訳をしている場面から始まります。

 

「曲がり角を曲がった先には、何があるのかは、分からないの。
でも、きっとそれはいちばんよいものにちがいないと思うの。」

 

(この言葉は、「赤毛のアン」の中の、どういったシーンであるのか、
なぜ、この文章が選ばれたのかも意味がありそうですね)

翻訳作業に没頭していた花子ですが、

空襲となり、
花子は子供たちを連れて防空壕に避難します。
娘が「お母さま」と呼んでいることから、
ある程度生活に余裕があり、
文化的レベルの高い家庭であることがわかります。

 

花子は、
「命よりも大切な物だ」として、
翻訳中の原書”Anne of Green gables”を持ち出しました。
花子が持っていたこの原書が燃えてしまっていたら、
私たちが「赤毛のアン」に合うことはできなかったかも知れません、
とナレーション(美輪明宏)が語ります。

 

花子の部屋のガラス窓が熱で割れたことからも分かるように、
外は火の海。

焼夷弾を怖がる子供達に、
花子は、

あれは花火なの、そう考えればこわくないわね。
これからみんなで、あの花火の中をくぐって、
防空壕までいくのよ、

と励まします。

 

「ごちそうさん」が
戦後2週間で終わったため、
空襲のシーンはまだハッキリ記憶があって、
焼夷弾がもしも本当に当たってしまったら、
大変なことになる事も知っていて見ているので、
これはかなりの賭だなあ、と思います。

 

花子は
子供たちの手を取って、
火の中を走っていきます。

 

 

最初に中年になった主人公を登場させて、
作品のテーマを打ち出す演出は、
「ごちそうさん」も大河ドラマの「軍師官兵衛」も同じですね。

「花子とアン」の場合、
後年の花子の翻訳での活躍と、
幼い頃の境遇が非常にかけ離れているため、
こうしないと、
なんの物語か、分かりにくいため、
ということもあって、
まず、大人の花子をだした、ということもあると思います。

 

 

そして、舞台は1900年、明治33年に戻ります。

甲府は実りの季節を迎えていました。

貧しい農家の娘、安東はな(山田望叶)は
朝早くから、小さな体に
天びん棒を担いで、ぶどう畑を抜けて、
川に水汲みに行きます。

 

 

想像力が豊かなはな。
川で白鳥を見ると、
白鳥になった空想をし、
富士山の方まで飛んで行きます。
こうして、想像の翼を広げることで、
はなは日々のつらいことにも耐えてきました。

 

 

安東の家は、貧しい小作農で、
家族全員が朝から働いています。

幼くても、はなは水汲み、子守、家事の手伝い、と、
家をささえる労働力で、
学校には言っていません。

それでも「本」というものがあることは知っていて、
本を読みながら歩いている人を
うらやましそうに見つめていると、
はなは、悪ガキたちにからかわれます。

 

しかし、はなは、

「オラのことは、はなではなく、花子と呼んでくりょう」
「花子と呼べし!」

と主張します。

 

そして、
悪ガキたちに水桶を流されてしまい、
おさなじみの朝市といっしょに呆然としていますが、

行商からもどってきた父吉平(伊原剛志)が川の中に入り、
桶を拾ってくれました。

 

父の安東吉平は、生糸の行商をして周り、
半年に1回くらいしか
家に戻ってきません。

吉平はおみやげに絵本を持ってきました。
(和綴じ本の「親指姫」)

はな以外の子供達は食べ物がよかった、とがっかりします。

はなの祖父、周造(石橋蓮司)は、
この家で文字が読めるのは、婿さんだけだ、と言います。

しかし、はなは、本にさわれるなんて夢みてえだ、
と大喜び。
文字は読めなくても、絵本をいつまでも眺めていました。

はなが、就学年齢なのに一度も学校に行っていない、
と知った吉平は、
翌日、学校にはなを連れて行きます。

はなは座れ、と言われて机の上に正座してしまいます。

 

 

吉平は、本多先生(マキタスポーツ)が、
教科書の読みも甲府ことばで教えていることを知り、

向学心が旺盛なはなのため、

「はなを、あんな田舎教師にまかせてはおけない」
と考えます。

 

 

はなは一生懸命、文字をおぼえて、
学校の「読本」も読めるようになっていきますが、
授業中、
背中に背負っていた妹のももを
後ろの席の朝市が泣かせたことで怒り、
朝市の頭に石版をたたきつけてしまいます。

 

本田先生は、はなと朝市を廊下に立たせました。

 

 

その頃、吉平は、
はなのために、あることを計画していました。

 

 

終わりの、ナーレションの

では、ごきげんよう、さようなら。

は「ラジオのおばさん」と言われていた村岡花子氏が、
子供向けラジオ放送の最後に、
かならず言っていた言葉だそうです。

 

 

※「花子とアン」には、
「赤毛のアン」のエピソードが織り込まれています。

<a href=” http://norinon.com/wp/?p=36″ target=”_blank”>第1話に登場した「赤毛のアン」のエピソード1 </a>
<a href=”http://norinon.com/wp/39″ target=”_blank”>第1話に登場した「赤毛のアン」のエピソード2</a>

 



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