3月18日「ありえへん∞世界」99%行かない!?世界の秘境SP
で、絶対王政の国「オマーン」と旧ソ連 最古の国「アルメニア共和国」を
紹介するのですが、
その中で、
78年前にオマーン国王と結婚したある日本人女性を取り上げました。
その女性は、大山清子(おおやまきよこ)さん
といい、
現国王スルタンカブースの祖父スルタン・タイムール(タイムール・B・アルサイドと)と結婚し、
2人の間にブサイナ王女が生まれました。
大山清子さんとオマーン国王の出会い
78年前、神戸生まれの大山清子さんは19歳。
神戸の税関に勤めていたそうです。
スルタン・タイムール元国王は、
1935年、神戸市内のダンスパーティで
清子さんと出会い、一目惚れしてプロポーズしました。
しかし、清子さんの家族は2人の結婚に反対しました。
そこで、
元国王は、退位して、日本で永久に暮らす、と約束し、
一度オマーンに帰国してから
約半年後に日本に戻ってきて、
再度求婚して
2人は1036年5月5日に結婚しました。
2016年2月4日放送の「奇跡体験!アンビリーバボー」では、
清子さんが、タイムール・B・アルサードが元国王で会ったことを知ったのは、結婚後のこと、
となっていました。
びっくり!ですよね。
結婚の翌年、ブサイナ王女が誕生。
清子さんの急逝・・・
ところが、1939年、
元国王がオマーンに一時帰国していた間に、
清子さんは、急性腎盂炎で亡くなってしまいました。
急性腎盂炎は、いまならそんなに簡単に死ぬような病気ではありません。
(私もかかったことがあります。本当に血尿が出てビックリしました)
1940年9月に、元国王は、
王族としての遺産をブサイナ王女に相続させるために、
一度オマーンに帰国する、として日本を離れましたが、
その後、1941年に勃発した太平洋戦争のため、
大山清子さんの家族とは音信不通になってしまいました。
1978年、ブサイナ王女は、兵庫県稲美町の、
清子さんの墓を訪れました。
その後は、大山さんの家族に対して、
ブサイナ王女からの直接のコンタクトはないらしいですが・・・
2011年(平成23年)3月の東日本大震災後は、
オマーンの王族系の企業から
南相馬市の落合工機に26億円の発注があり、
話題になりました。
こうした縁があることが、
もっと知られて欲しいですね。