2017年3月28日深夜放送された
「けものフレンズ」12話（最終回）「ゆうえんち」
のあらすじと感想です。
けものフレンズ最終回あらすじ
引っ張り出したサーバルは目を覚まさない。
かばんちゃんは、松明でせるりあんの注意を引きつけ、
食べられてしまう
意識を取り戻したサーバル。
周りにはヒグマ、キンシコウ、リカオンが集まっている。
（船着き場のすぐ近くなので、
ヒグマがサーバルを運んできたようですね）
かばんちゃんがサーバルを助けてセルリアンに食べられた、
ときいたサーバルは、かばんちゃんを助けに行こうとしますが、
すでにかなりの時間が経過し、朝が近くなっている、と
ヒグマに止められます。
すると、ボスがはじめてサーバルに直接話しかけ
「ここは僕にまかせて。サーバルとヒグマはかばんを助けて」
という。
パーク内でヒトの危機的状況下のみ、
ラッキービーストはフレンズに干渉することを許される、
とボスは説明し、
「サーバル、3人の旅楽しかったよ」
と言います。
サーバルとヒグマはセルリアンのところに戻ります。
かばんちゃんらしいサンドスターの光はセルリアンの持つ石の近く。
ヒグマはまず、足を狙って動きを止めようとしますが、
武器が壊れてしまいます。
そこに、近くにいたラッキービーストに通信が入って事態を知った、
というハカセと助手が現れ、「島の長（おさ）」として
野生解放してセルリアンを攻撃し、
さらに、これまで出会ってきたフレンズたちも
野生解放モードで集結。
この後のシーンの痛快さは、見ていない方はぜひ
動画配信やブルーレイで見てください！
野生解放で攻撃するもの（カバ、PPP、タイリクオオカミ、ジャガー）
足止めをするもの（アライさん、コツメカワウソ）
攻撃手を空中から運ぶもの（トキ、アリツカゲラ）、
上空からヘラジカとライオンが降下して攻撃、
アメリカビーバーの指示で、
フェネック、スナネコ、オグロプレーリードッグ（穴掘りが得意なフレンズ）が
落とし穴を掘り、セルリアンの後ろ足がはまって動きが止まったところで
ギンギツネ、キタキツネ、アルパカ、ツチノコたちは
たらいに海水を入れてセルリアンの足にかけて
溶岩化させる、
など、協力してかばんを助けようとするフレンズたち。
そして、ヒグマがかばんちゃんを摂り込んでいる
セルリアンの腕を切り落とします。
（ここは、キンシコウ・リカオンが組んだ腕を台にして
チアのスタンツのような技を使っていてすごくかっこいい。
ヒグマはニホンツキノワグマの武器を借りています）
再びセルリアンが攻撃しようとしますが、
サーバルが飛ばした、火のついた紙ヒコーキで
セルリアンは港の方に誘導されていき、
無事、かばんちゃんである球状のサンドスターを回収。
ハカセはかばんちゃんは、自然に（もとの動物に）
戻ろうとしている、と言いますが、
もとの動物＝ヒトに戻ったかばんちゃんは、
サーバルの「かばんちゃんだよね？初めて会ったときお話ししたこと覚えている？」
という問いかけに、
「えーと。食べないでください。」
と答え、かばんちゃんのままでした。
セルリアンは火をつけた船に足をかけ、
船ごと海に沈み、溶岩になります。
4話「さばくちほー」で
地下迷宮の出口を塞いでいた溶岩も
元はセルリアンで、
ミライがいたときに、
正式にオーブンする前の地下迷宮の中で、
セルリアンに水をかけて
溶岩化させる、ということがあったのだろうと思われます。
しかし、ボスも一緒に海中に沈んでしまいます。
夜が明け、フレンズたちはボスを探しますが、
現れたラッキービーストは別の個体でした。
その時、かばんちゃんがボスのベルトとレンズを拾い、
そのレンズが「おはよう、かばん」と話し出します。
第1話で出てきた、さばんなちほーからじゃんぐるちほーに
行くゲートの間には、
動物にもどったアードウルフの姿。
日の出みなと近くのゆうえんちに
フレンズたちが集まっています。
ヒグマは博士と助手に指導されながら料理、
アルパカはお茶を出し、
トキ・ショウジョウトキとPPPはコラボステージの準備。
サーバルとかばんちゃんが登場し、
「セルリアンを倒したこと、かばんちゃんがなんの動物か分かったこと
のお祝い」が始まります。
アライグマは帽子を拾おうとしたときのことを説明。
噴火でサンドスターが飛んできて帽子にぶつかり、
帽子をかぶった誰か（かばんちゃん）が立ち上がったという
状況だったようです。
それを聞いたツチノコは「体毛からフレンズ化したパターン」と
言います。
ボスはレンズだけになって
今はかばんちゃんの手首についています。
サーバルが、
ボスがフレンズと話せるのは人の危機がなんとか・・・
と話し、かばんちゃんが
「サーバルちゃん、僕に『食べちゃうぞ！』って言ってみて」
と言います。
サーバル「がお～食べちゃうぞ！」
かばんちゃん「食べないでください！」
するとボスが「サーバル、食べちゃだめ」と話します。
ギンギツネは、「かばんの話によるとヒトが積極的に
セルリアン対策をしていたみたい」といい、
博士たちは「セルリアンがヒトの近くにいた、というよりも
ヒトがセルリアンの近くにいた、とうことですが」
と納得します。
お祝いの最中、ベンチに座って話すサーバルとかばんちゃん。
サーバルはセルリアンを倒すためにふねを沈めてしまったことで
かばんちゃんが外の世界にヒトを探しに行かれなくなった
ことを気にしていますが、
かばんちゃんは「ヒトがどんな動物なのか知りたい気持ちはあるけれど
みんなとお友達になれたし、外はいつかでいいかな」
と言います。
その時、ものかげからフェネックがサーバルになにかささやき、
サーバルはかばんちゃんを観覧車に誘います。
博士たちが調整した、というものの、
隣の箱が落ちたり、なんだかあぶなっかしい観覧車。
観覧車の中でミライの映像が現れ、
「職員はこの島を出ていくことになりました。」
と言います。
そしてミライの帽子は風に飛ばされます。
かばんちゃんは、ミライの帽子に残っていた髪の毛から
フレンズ化したのですね。
観覧車を降りた二人を
フレンズたちが出迎え、アライグマがかばんちゃんに
「渡したいものがある」と言います。
それは、ジャパリバスの運転席を改造した「ふね」。
（ここまでが夕方なので、次の場面は翌日以降になります）
かばんちゃんは、レンズになったボスと
近くの島をめざすことに。
心配する(子もいる）フレンズたちに、
木に登って見せるかばんちゃん。
サーバルの手に帽子を残してかばんちゃんは出発しますが、
あとからサーバルがバスの座席部分のふねで
追いかけています。
かばんちゃんとボスの前に島（橋のようなものが見える）
が見えてきます。
ボスによると、これは「ゴコクエリア」。
ボスにとっては管轄外なので、詳しいことは分からないけれど
「キョウシュウ（キュウシュウ？）エリア」と同じようにいくつかのちほーがあり、
フレンズも残っているかもしれないね、とのこと。
ところがここで、バスの電池が切れてしまい・・・
後ろから追いかけてきたサーバルの座席部分のふねがぶつかります。
「みんな！」というかばんちゃん（ということは、サーバルの他にも
着いてきたフレンズがいるということですよね。
桟橋にアライさんとフェネックがいなかったですし）。
そして、
「なになに～どこ行くの！」という海獣フレンズの声。
（エンディングクレジットによるとマイルカ。CVは尾崎由香さん）
かばんちゃん「あなたは、何のフレンズさんですか？」
サーバル「お友達になろうよ！」
おしまい。
放送後すぐに新作映像の制作が発表されていますが、
それがテレビアニメシリーズ2期なのかはまだ不明です。
12話（最終回）感想
事前予想で、
フレンズ全員がかばんちゃんを助けにあつまってきて
野生解放する、というツイートがあったのですが、
まさにどんぴしゃでした。
1話から出てきたゲストのうち
はっきりかばんちゃんたちとのからみがあった
フレンズのほとんどが登場して、
「これが見たかったんだ！」と思いました。
あらすじでは、ヒグマとリカオン、キンシコウの
スタンツについて触れましたが、
ヘラジカもライオンも格好よかったし
ぜんぜん攻撃には加わらないアルパカもいい味出して
いてちゃんと活躍していました。
（2話のじゃんぐるちほーと7話のへいげんちほーは
登場キャラ多すぎで出せなかったものと思われます
特に2話はほぼ通りすがりだったアクシスジカたちは
出てきていませんが、仕方ないかな。
7話のサイ、アラビアオリックス、オーロックス、
パンサーカメレオンはちらっと出てきているので、
ライオンチーム、ヘラジカチームのメンバーは
映っていなくてもいたものだと考えています）
ゆうえんちでのパーティシーンも楽しかったし、
二次創作ふくめて「こういう世界が見たい」
と多くの人が考えていた絵が見られたのではないでしょうか。
個人的には大満足です。
いろいろな、けものフレンズの解説記事（個人のファンの方のブログ
などではなく、メディアの記事）では、
ヒトが絶滅したことが分かった
としているものもありますが（これはハカセが「ヒトは絶滅したのです」
と言ったからなのでしょう）
私は結局、最終回まで、
ヒトはパークを出ていただけで、世界の他の場所にいるのか、
本当に種として絶滅したのかは明かされなかった、と
考えています。
絶滅した動物のフレンズは、瞳に
ハイライトがない、という設定になっていますが、
かばんちゃんの目はハイライトは
入っています。
野生解放とは？
野生解放、といわれると
どうしても「ジュウオウジャー」の野生解放を連想してしまい、
実際、シチュエーションも絵面もよく似ています。
動物として持っていた能力の中で、
攻撃力に関する身体能力の、飛躍的増大、
もとの動物でもこんなに跳躍できないよ、という高さで跳んでますから
「火事場のバカ力」
な感じです。人間も、普段は持っている筋力などの一部しか発揮していない
と言いますものね。
ボスは「ヒトの危機的な状況でのフレンズへの干渉が許される」
という制約があるのですが、
フレンズは、自分の意思で
リミッターを外して野生解放ができるのでしょうか？
11話「セルリアン」で、セルリアンハンターは
自分で野生解放モードに入れることが分かっていますし、
6話「へいげん」で、ヘラジカとライオンが一騎打ちの時に
瞳孔の色が変わってサンドスターが飛び散る、という
野生解放しているような描写がありますので、
おそらく可能なのではないかと。
しかし、普段の生活では
全力を出すことの一番の理由である「捕食」「逃走」が
不要なので、そんなことをしない、ということかな、
と思います。
また、サーバルだけは、
野生解放したことで、
「サーバル本来の能力を本来の力以上に発揮する」、ではなく、
火をつけた紙ヒコーキを飛ばす、
という、サーバル自身にはできなかったことをしています。
もしかして、フレンズの人の特性を発揮する、
ということもできるのかも？
かばんちゃんの手
最後の方、たとえば、
ジャパリバスのハンドルに置いた
かばんちゃんの手が、指先の方から
黒くなってきていて、
何？
と思ったのですが、
見返してみるろ、
1話からずっと黒い手袋とハイソックスを
身につけていて、
砂浜で、別のラッキービーストと会った時点では
手袋もソックスもなくなっています。
それが、最後の方ではソックスがもどり
手が先から黒くなってきているので、
服（毛皮）が再生してきている状況かと。
といことは、セルリアンに食べられて、
ヒトのフレンズからヒトに戻って、
再びフレンズ化している、ということなのでしょうか？
1話で登場した大きなセルリアンに食べられたらしい
（サーバルが「誰か食べられた子がいるのかもしれない」
と言っている）アードウルフは時間が経過しても
動物のままので、
かばんちゃんが再びフレンズになりつつある、
というのが正しいのか、もう一つ自信がありませんが、
人の場合はちょっと違うのかも？
アードウルフも、またある程度の量のサンドスターが
当たればフレンズになるのだろうし。
かばんちゃんがミライの何かから
できたフレンズなのでは、という説は以前からあり、
最終回で、
帽子に残っていたミライの髪の毛から
フレンズ化したということが
分かりましたが、
もし、もとがミライだったら、
元にもどったらミライになるのでは？
とう予想もあったんです。
そうはならず、かばんちゃんのままだったわけですが、
もし2期があるとしたが
この辺りの設定がでてくるのかも？
また、10話で、なぜサーバルが泣いていたのか？
ミライといっしょにいたサーバルと今のサーバルの
関係もまだ明かされていませんよね。
新作映像や二期がどうなるとしても
このシリーズは本当に楽しかった!
ありがとうございました。
