17年3月15日火曜日深夜放送「けものフレンズ」
第10話「ロッジ」の感想です。
※タイトルにあるように、私はアプリ(ゲーム)は未経験です。
動物の能力の描き方などについての興味から見ています。
けものフレンズ第10話のあらすじ
ゆきやまちほーを出たかばんちゃん、サーバル、ボスは
ボスの提案でロッジアリツカに泊まることになりました。
ロッジを管理しているアリツカゲラ(CV:浅野真澄)の
案内で、
ふわふわ(ハンモックがつるされている)
しっとり(洞穴型で暗くて湿度が高い)
みはらし(屋外テラスがあり見晴らしが良い)
といった部屋を見せてもらい、サーバルが気に入った
みはらしに泊まることになります。
ロッジはいくつかの大きな木が建物になっており、
建物と建物の間は渡り廊下で結ばれています。
(会員制リゾート施設クラブメッドのチェラティンビーチなどの
建物に似ています)
他の客は、
漫画作家のタイリクオオカミ(オッドアイで宝塚の男役のような口調)
探偵を名乗るアミメキリン。
タイリクオオカミは博士に頼んで、
描いた漫画を「本」にしてもらっている、と言います。
タイリクオオカミは、作り話をして相手を驚かせ、
その表情を見て「ネタ」や、漫画の表情の参考にする、
というクセがあり、
アミメキリンの推理はかなり的外れ。
アミメキリンと分かれると
ボスがミライの声で話し始めます。
ミライもこのロッジができたばかりの時に
来たようです。
よく朝、かばんちゃんたちがロビーに降りていくと
アリツカゲラが昨夜不思議なものを見た、という
話をしていました。
それは木の上にいて、かなりの大きさで
すごいスピードで別の木に移動した、
というのです。
かばんちゃんたちはみなとに向かおうとしますが、
天候が荒れているので雨が上がるまでロッジに滞在
することにします。
アライグマとフェネックは
「服を脱いで」温泉に入っています。
フェネックが「博士に許可をもらったので、その泥棒をおいつつー
お宝に向かっているってわけさー」とギンギツネたちに説明。
ギンギツネは「興味深いわね。最近のセルリアン騒ぎと関係あるのかしら」
と言います。
再び、ロッジ。
みんなが寝ている時間(寝姿にそれぞれの動物の特徴が出ています!)。
かばんちゃんはサーバルがいないことに気が付いて
廊下に出ます。
突然、ミライの声で話し出すボス。
そこにサーバルが突然現れ、
驚いたかばんちゃんは「食べないでください!!」と叫びます。
サーバルはなぜか「食べない・・・食べてないよ」
という変な反応をします。
再びボスが話はじめ、
今度は、ミライが、ジャパリパークの外からきた、
という話を誰か(サーバルの声)としています。
翌朝、昨夜はアミメキリンが
フレンズによく似た白くてふわふわしたものを
見た、と言います。
3日目。まだ雨がやまないのでかばんちゃん、サーバル、
ボスが廊下を歩いていると、またボスが話し出します。
内容はサンドスターとセルリアンについてのものでしたが
(内容は「感想と考察」にまとめました)
サーバルは「むずかしくてわかんないね」と言います。
かばんちゃんは「これ博士たちに教えて上げたら喜ぶかな?」
と言い、そこから、
もしみなとやふねにヒトがいたら、その後かばんちゃんは
どうするの?という話になります。
そこに誰かの叫び声が聞こえます。
今度はオオカミが、変なものを目撃し、
翌朝、全員でそのことについて話し合います。
話し合いの中で、
アリツカゲラが「夜中にジャパリマンがなくなっていた」
と言いますが、
かばんちゃんはあっさり「それはサーバルちゃんなので
関係ないです」。
そして、
みんなが見た不審なものの正体は自分だといいます。
誰かがフレンズの影のようなものを見たとき、
かばんちゃんはボスと一緒にいて
ボスが反応しており、
しかも、窓の外に向いていたので、
ボスが投射する映像が木の幹などに映っていたのです。
そして、今回は、ボスは壁に映像を映したので、
ミライの姿や、新しいロッジの様子が見えました。
ミライは、今回出現したセルリアンは
巨大で、削っても削っても倒せない、
もし、今週中に倒せないと自分もここを出ていくことになる、
と話します。
そこにサーバルにそっくりのフレンズが現れて
「あのおっきなセルリアンをカラカルが見つけたって。
みんなで連携してやっつけよう」
というのですが、
その映像を見たサーバル(現在)は、
なぜか目に涙があふれてきて・・・
その後、天気が良くなり、
かばんちゃんたちは、みなとに向かいます。
みなとにあったふねに乗ると、
ふねのシステムが起動します。
かばんちゃんは「ぼく、海の外にヒトを探しに行きたい」
と言いますが、その時大きな音がします。
ロッジにはアライグマとフェネックが来ています。
噴火した山にびっくりして山から落ちたとき
黒い影が帽子を持ち去った、とアライグマが話すと、
「それってその時生まれたフレンズなんじゃ・・・?」
(この声誰のものかよくわかりませんでした)
けものフレンズ第10話の感想と考察
今回は、ボスに録音、録画されていたミライの話で、
セルリアンや過去のジャパリパークの状況について
だいぶいろいろなことが語られました。
「パーク再開」に向けての動きがあった時期
・ミライは飛行機で来たらしく、
フレンズたちには空から飛来した=宇宙人
と思われていた
・(当然ですが)ジャパリパークがある島の外にも「ちほー」があり
ミライはそこから来た。フレンズたちはジャパリパークの外を知らない。
・生きものまたは生きものだったものとサンドスターが反応するとフレンズ化するが、
同じようにセルリアンは、無機質とサンドスターが反応したものと
考えられている。が、サンドスターに複数の種類があるとも考えられており
確定した説はない。
・ミライが島にいる間に、おそろくセルリアンへの対応が追い付かなくなり、
ヒトはジャパリパークから完全撤退する方向になった。
・が、そこへサーバル(過去の)が来て、大きなセルリアンをみんなで
やっつけよう、ということになった。
・ボスが映し出す映像で、ミライの姿が判明。
眼鏡をかけた若い女性で、
かばんちゃんと同じ帽子をかぶっているが羽は左右にある。
・現在のサーバルとそっくりのサーバル(フレンズ)と行動を共にしている
アリツカゲラは「ここは昔の建物を利用してロッジにしている」と説明。
シリーズ初版は、橋や地下迷宮など、
ジャパリパークの施設の機能をフレンズが知らないケースが出てきましたが、
9話の温泉に続き、
今回のロッジももともとの機能のまま引き継がれています。
また、第1話でかばんちゃんは紙飛行機を折ったり、
飛ばしたり(投擲する)ことができますが、
サーバルは紙飛行機を手にしても飛ばすことができない
(そもそも持ち方がおかしい)という描写がありましたが、
タイリクオオカミは、字を書いているかは分かりませんが、
「マンガ」を描いていますから
筆記用具を持って絵をかくことができる
のですね。
このあたりの、フレンズ化したことで
どこまでヒトに近い能力が加わっているのかは
個体差があるのかな?
10話までの各話の、フレンズたちの人間の道具・施設の
使い方をまとめました。
オオカミが「ネタのため」といっては
作り話をするのは「オオカミ少年」からきている
設定でしょう。童話ではウソをつくのはオオカミではなく、
人間ですが。
最後、アライグマに対して、
誰かが「(噴火の時防止を持ち去った黒い影は)
それってその時生まれたフレンズなんじゃ?」
と言います。
アライグマは、青い羽がついた帽子をかぶっている
かばんちゃんがその黒い影で泥棒だと思い込んで
ずっと折っているわけですよね。
サンドスターが生きものか生きものだったものに
当たるとフレンズになるのですが、
生きものだったもの、とは
絶滅した動物だったら、化石、ではないかと思います。
かばんちゃんについて、
ヒトそのものである
ヒトのフレンズ化
の2つの可能性は、第1話放送後から「#けものフレンズ考察班」で指摘している
人がいました。
もしも、かばんちゃんが、
噴火の時に吹きだしてきたサンドスターによって
生まれたフレンズだとすると、
ミライだったもの、という可能性もあります。
が、骨、では絵面がコワいのでそれはないかな・・・
ボスに中に保存されていた
音声と映像ではピカピカだったロッジがかなり古くなった
状態なので、
ミライがジャパリパークに来てからかなりの年月が経過
しているのは確かなのですが。
気になるのは、
もし、ミライの持ち物だったものがサンドスターに反応したの
だとすると、
「無機物とサンドスターが反応した」ものであり
セルリアンである可能性がある
ということ。
タイリクオオカミは
フレンズ型のセルリアンがいて、
しかも本人にはセルリアンという自覚がない
という話をしていましたが
まさかかばんちゃんがそのタイプ・・・?
動物紹介・タイリクオオカミ
日本オオカミ協会
※日本オオカミ協会は、
「オオカミに対する誤解と偏見を解いて、その生態を科学的に正しく伝え、世界中のオオカミの保護と復活のために設立」
された一般社団法人です。
現在、ニホンオオカミはすでに絶滅していますので、海外のオオカミの保全の協力とかをする団体なのかと思ったら、
(そういうこともやっているみたいですが)
日本へのオオカミの再導入(海外などから野生個体を入れること)
を掲げて、あちこちから批判されていました・・・
うーむ。なにもここに頼まなくても、普通にタイリクオオカミやシンリンオオカミを
飼育している動物園の飼育員さんに訊けばいいのに。
動物紹介・アミメキリン
東武動物公園
キリンの角は実は5本、
という解説がありましたが、
フレンズのアミメキリンの前髪の上の方がボコっとなっているのは
額の真ん中の角の表現だと思います。
本編で、ベッドの上でキリンが正座してねていましたが、
本当のキリンもあのように座ってねるか、
大人は、野生では特に立ったまま寝ることが多いです。