けものフレンズ

【アニメ】けものフレンズ第6話・アプリ版未経験者の感想と考察

2017年2月14日火曜日深夜放送「けものフレンズ」
第6話「へいげん」の感想です。

※タイトルにあるように、私はアプリ(ゲーム)は未経験です。
動物の能力の描き方などについての興味から見ています。

けものフレンズ第6話のあらすじ

かばんちゃんの正体を知るため、
ジャパリバスでパーク内を移動する、
かばんちゃん、サーバル、ボス。

こはんを出て夕方になり、
平原に差し掛かったところで岩にぶつかってバスが止まってしまいます。

底に乗り込んできたのは、
武器を持った

オーロックスとアラビアオリックス。

かばんちゃんたちを「何か」と疑っている2人は「どこから来たのか?」と尋ねますが
サーバルが「サバンナだよ」と答えても、それがどこなのか分からないようす。

かばんちゃんたちは、日本の城のような建物につれてこられます。

奥の間にいたのは、彼らの大将であるライオンです。

オーロックス達の前では重々しく話していたライオンは、
部下がいなくなると、突然姿勢を崩して、
ゴロゴロし始めます。

ライオンの話では、
この「へいげん」は、ライオンのチームと、ヘラジカのチームとで
なわばり争いをしており、

来週も合戦の予定があり、オーロックス達がぴりぴりしているのは
そのためだそう。

合戦は、ライオンチームが51戦51勝。

ライオンとしては本当は城の中にいるより外でゴロゴロしていたいし、
合戦は危ないのでけが人が出る前ににやめたい。

ヘラジカ側にはやめよう、と言っているが
先方は負け続けているので意地になっている。

最近ではわざと負けようとするが、ヘラジカたちがいつも一列に並んで
突撃して来るだけなので、自分が手を出す前に部下たちが勝ってしまう。

こうした事情を聴いて、サーバルがかばんちゃんに
「何か方法はない?」と
意見を求めます。

かばんちゃんは、

「もっと安全な方法で勝負するとか?」

と言い、その場にあった髪を丸めた棒と、
紙風船で、紙風船が割れたらやられたことになり、
大将の紙風船が割れた方が負け、

というルールを説明すると(かなり思いつきですが)
ライオンはそれに大乗り気です。

(すでに夕方だったので、翌日以降のことだと思いますが)
ヘラジカの陣地では、
オオアルマジロがライオン側から提案されたルール変更について説明。

アフリカタテガミヤマアラシは「馬鹿にされているのでは?」と怒りますが、
大将のヘラジカは、「どんな戦いでもいつもの通りに戦う!」と言います。

そしてヘラジカは、新しい仲間としてサーバルとかばんちゃんを紹介。

実は、ライオンがヘラジカチームを勝たせるために
2人を送り込んだのです。

なんとなくみんなに受け入れられている二人ですが、
ハシビロコウにガンミされていることに気が付きます

新ルールでの練習試合をすることになり、
2人も参加することに。

サーバル×シロサイは、身の軽いサーバルが逃げ回るうちに
シロサイが鎧の重さに疲れてダウン。

かばんちゃん×パンサーカメレオンは、

怖がりのカメレオンが擬態しながら立ちすくんでいる間に
かばんちゃんが紙風船を割って勝ち。
「どうして最初から姿を消さないんですか?」と言われて
「そういえば・・・」というカメレオン。

それぞれの個性やできることを無視して
ひたすら突撃、という戦法がダメなんですね。

かばんちゃんは、
メンバーに、ライオンチームで強いのはだれか?と尋ねます。

ライオンチームはチームプレイがうまい、ということもあるが(シロサイの意見)
強いのは、殺陣がうまいアラビアオリックスと力が強いオーロックスだと聞き、

かばんちゃんが考えた作戦は、

カメレオンは姿を消して
城に潜入して中の見張りの様子を探る

固い装甲を持つアルマジロとシロサイは防御に徹し、

サーバルがヘラジカの角に似せた飾りを付けた鎧兜を
頭の上に載せて隠れて、

オーロックスとアラビアオリックスを足止めして、

その間に、ヘラジカとかばんちゃんが
城のライオンのところまで行く、
というもの。

作戦はうまくいき、
カメレオンの先導で、ニホンツキノワグマが見張っている
戸の前まで行きますが、

そこでヘラジカが「やあやあ私はヘラジカ!」と名乗りを
上げてしまったので、ツキノワグマに追いかけられます。

カメレオンが姿を消してマキビシでツキノワグマの紙風船を割って勝利。
ですが、天井から落ちてきたマキビシでカメレオンの紙風船も割れてしまいます。

カメレオンがツキノワグマを食い止めている間に
ヘラジカとかばんちゃんはライオンがいる奥の間に到着しました。

「わざと負けて合戦を終わりにしたい」と言っていたライオンですが、
いざ、ヘラジカが切りかかる(紙の棒ですが)と
本気で反撃し、真剣勝負となったので、かばんちゃんはびっくり。

結果はひきわけとなります。

へいげんにいた部下たちのところに、
戦いを終えてすっかり満足&意気投合したライオンとヘラジカが肩を組んで
やってきて、今日の合戦は終わり、と言います。

そしてライオンたちも城を出ることに。

ライオンは、今回のルールを考えたのが誰なのかについてはとぼけますが、
、「次はどんなルールがいいのかなあ」とかばんちゃんに振ります。

かばんちゃんは紙風船を足だけで蹴って遊ぶことを提案し、
みんなもそれで盛り上がるのですが、

またハシビロコウがじっと見ています。

かばんちゃんが思い切って「あの、なにか・・・?」と尋ねると
ハシビロコウは

「あなた・・・もしかして、ヒト?」

一方、かばんちゃんを追うアライグマとフェネックは
例の地下迷宮を抜けて、スナネコ、ツチノコと一緒にいます。

アライグマはさばくちほーの暑さにやられていますが、
大きな耳から放熱できるフェネックは平気。

スナネコから、かばんちゃんたちがここを通ったこと、
ツチノコからラッキービーストがしゃべったことを聞いた
アライグマは

「それだ!アライさんにも聞かせるのだ!」と言います。

アライグマは
かばんちゃんの帽子についている青い羽根に似た
赤い羽根を手にしています。

第6話の感想と考察

とうとう、かばんちゃん=ヒト
という言葉が出てきました。

まだ、かばんちゃんがヒト(人間)そのものなのか
ヒトのフレンズなのかは分かりませんが。

前回、ビーバーとプレーリードッグは
かばんちゃんの手助けによって

協同

するようになりましたが、

平原のフレンズたちは、かばんちゃんが来る前から
異種どうしが集まってチームを作っています。

平原には、日本の城、土塀、石畳の道などがあり、
じゃんぐるやさばくのような、自然環境を再現したエリアとは
趣が異なり、ここに住むフレンズたちも、
もともとの生息域とは関係ない感じですね。

ライオンはサバンナ、オーロックスはインド原産→ヨーロッパ、
アラビアオリックスは砂漠にすむ動物です。

ちなみに、

オーロックス:1620年(なんと17世紀)に野生絶滅した牛の仲間。
古くは、ラスコーの壁画にも描かれています。

1920年代からドイツで、かつてのオーロックスに近い牛の交配によって
復元が試みられ、その子孫が現在もドイツの動物園で飼育されています。

けものフレンズでは、絶滅種のフレンズは
瞳に光が無いんですよね。

アラビアオリックス:牛の仲間ですが、角がまっすぐに上に伸び、
ユニコーンのモデル、とも言われます。
野生個体はかなり少なくなってしまっているのですが、まだ野生絶滅では
ないので、現生生物として瞳に光があります。

首都圏では金沢動物園で飼育されているのですが、
行った日にたまたま外に出ていなかったので写真が撮れませんでいた。
今度行ったら撮ってきますね。

第2話「じゃんぐるちほー」でもたくさん動物が出てきましたが
ほぼ、通行人みたいな扱い(マレーバクとか)の子もいたのと
比べると、第6話は、それぞれの見せ場がありました。

ですが、ヘラジカチームのフレンズたちは、
シロサイが装甲を生かせていないなど、
もとの動物としての自分の能力をあまり把握していないように思えます。

初回から「ボク」と行っているかばんちゃんは男の子なのか?は疑問だったし
毎回登場するフレンズが、動物だった時にはオスだったのか、
もともと全員メスで、キャラとして男言葉を使っているだけなのか?
が気になっているのですが、

第6話も、もともとはオス?メス?と思わせる要素はありますね。

ライオンとヘラジカの身体的特徴はオスのものですし、
オーロックスの一人称は「オレ」。

シロサイはアプリでのキャラクター設定が「お嬢さま」ということになっています。

ハシビロコウも口調からしてもともと女性なのかな。

ライオン

【東武動物公園】

ライオンはネコ科の中で唯一、群れをつくって暮らす動物です。
本編中でもライオンが「プライド」と言っていましたが、
ライオンの群れをプライド、と言います。

プライドは、1、2頭の大人のオスと複数のメスと子どもたちで構成されます。
主にメスが共同で狩りをして獲物を捕らえ、
オスの役割はなわばりを他のオスから守ることです。

動物園で、たった数十秒ライオン舎の前にいても
ほとんど寝ていると思います。
(1時間くらい粘れば、他の事をするかもしれません)

ライオンの1日の活動時間は4時間程度で、
後の20時間はほとんど寝ているのが「ふつう」です。
肉食獣にとって、狩りはいつも成功するわけではないので、
体力を温存しているのです。

大人になったオスはプライドを出て
しばらくは兄弟同士で協力して狩りをして暮らします。
そのまま、兄弟で同じプライドにいることもあるようです。

ただし、すべてのオスが自分の群れを持てるわけではなく、
一生、単独で暮らすオスも少なくないといいます。

ヘラジカ

【夢見が崎動物園】

ヘラジカはムース、ともいい、
北アメリカ、ロシア、北欧などに住む大型のシカの仲間です。

夢見が崎動物園(川崎市)の飼育員さんが解説をしていましたが、
現在、夢見が崎動物園にはヘラジカはいません。

というか、日本の動物園にはいません。

夢見が崎動物園と金沢動物園(横浜市)にいた個体が死亡してから、
日本の動物園にはヘラジカはいなくなりました。

家畜の伝染病への影響などがあることから
現在は海外から新しい個体を導入することが難しいようです。

草食動物なので、普段は温厚な性格ですが、
飼育員さんの解説では「繁殖期のオスはこわい」とのことでしたね。
まあ、たいていの動物のオスは繁殖期にはこわいですが・・・

それにしてもヘラジカは大人のオスで800㎏もあり、
大きなツノを持っていますから、見ただけでもかなりの迫力だと思います。



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