NHK朝ドラ「ごちそうさん」38話のネタバレあらすじ、
感想です。
NHK公式ガイドとノベライズ版の
「ごちそうさん」の内容も含めて
書くことがあります。
「ごちそうさん」第7週「たいした始末」38話あらすじ
和枝(キムラ緑子)が悠太郎(東出昌大)の給料を横取りし、
1月20円の食費しかめ以子(杏)に渡さなかったことに
悠太郎は抗議しますが、
それを聞き入れる和枝ではありません。
父親が失踪したときに、
悠太郎が、長男として自分が家を守ると言ったこと、
悠太郎の進学の費用は、和枝が株で設けたお金を出したこと、
今でも西門家には借金が残っていることなど、
悠太郎が、和枝に出ていけなど、
それ以上強くは言えないという事情もあります。
悠太郎は、和枝が、株の仲間の旦那衆と
「くっちゃべったり料亭で飯喰ったり」している、
ということは良くは思っていません。
しかし、西門家が
その旦那衆に世話になっていることも
事実のようです。
悠太郎は「とりあえずあの人に釘刺しておきます」と
お静に着道楽を改めるように言います。
しかし、お静は泣き真似をしてしおらしくはしますが、
買い物をやめないだろう、ということも知っています。
お静の着物の代金は
和枝が払っており、
め以子それを不思議がりますが、
悠太郎は、お静が、西門の家はつけを払わないとは絶対に言われたくない
和枝の気持ちにつけ込んで確信犯的に買い物しているのだ、答えます。
その日の夕食は、悠太郎も早く帰宅し、
家族全員揃っていたのですが、
いつも以上に暗い雰囲気になりました。
自分たちの部屋に戻ると、
悠太郎は、め以子に食費の足しとしてお金を渡そうとしますが、
め以子は、お姉さんからもらったお金だけで
やりくりしないと認めて貰えないと断ります。
悠太郎は、め以子に謝り、無理をしないで欲しいと言いますが、
め以子は、
「こんなの無理しないとやってられないじゃないですか」
布団につっぷします・・・
翌日、市場に行くと、
源太は家族の食費1ヶ月で20円なんてどうってことないじゃないか、
と言います。
大阪の庶民の家ではそんなレベルの食費、いくらでもある、
ということですね。
借金があっても西門家は、名家の体面を保った暮らしを
していますし、め以子も食道楽ですから。
昆布屋の定吉も、出汁を取った後の昆布で
塩昆作ったら結構食えるやろ、とめ以子に食べさせます。
※塩昆布は、関東であまりなじみがありませんが、
佃にした昆布の仕上げに塩も入れて、塩が吹いた状態にしたもので、
山本屋の「えびすめ」などはお高いです。
食材のすみからすみまでお腹に入れることを始末、
といい、大阪の料理の基本だ、
と説明する定吉や源太。
しかし、め以子は「やっぱり出汁がらは出汁がら」
と思います。
源太は「何から何までそんなに旨くなくてもいいやろ」と思っているし、
め以子は、悠太郎に「365日朝昼晩おいしいものを食べさせると約束した」
というのがあるし、ここはちょっとズレがあるんですよね。
そこで、源太はめ以子に、人がほおる(捨てる)ようなものも、
うまく料理する、と評判の、
ほおるもん爺さん(近藤正臣)の家に、め以子を案内します。
源太は、ほおるもん爺さんのことを師匠と呼んでいます。
ほおるもん爺さん=捨蔵 が悠太郎の父であることは、
NHKのキャスト発表の時にすでに公表されています。
め以子は、彼の笑顔が、よく知っている誰かに似ている、
とちらっと思います。