2016年9月13日放送NHK「あさイチ」で
美白効果がある、として紹介された
ゴズベリー(クコの実)ですが、
妊婦さんが食べると危険がある成分が含まれているそうです。
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ゴジベリーとは?
ゴジベリーとは中華食材のクコの実のことで、
ニューヨークでは、スーパーフードとして人気があります。
抗酸化物質であるカロテノイド、
ベタイン、ビタミンB1、B2、リノレン酸、アミノ酸
などが含まれており、
紫外線対策に効果があるといわれています。
ゴジベリーでシミは消えるの?
NHKなので「大手化粧品メーカーの調査で」と
言っていましたが、
資生堂が、
紫外線ダメージによる皮膚急性傷害(紅斑、色素沈着)に対する
クコの実(ゴジベリー)エキスを検証するために、
20代~50代の男性9名に飲んでもらったところ
飲む前よりも、
エキスを飲んだ後の方が
紅斑、色素沈着の経度が軽い、
という結果が出たそうです。
→この効果は、日々の紫外線ダメージを蓄積させない、
という効果であって
できてしまったシミを消す、という意味ではないですね。
ゴジベリーの活性酸素抑制効果
ゴジベリーには、植物性ポリフェノールの
カロテノイド(赤い色素)が含まれており、
抗酸化作用があります。
紫外線を浴びたことによって生じる活性酸素による
肌へのダメージを防ぐことができる、
ということですね。
あさイチの説明によると
抗酸化作用が発揮されるには、
1日に28粒程度のクコの実を食べればよいそうです。
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妊婦・授乳中の人にはリスクがあります
クコにはベタインという成分が含まれています。
ベタインはアミノ酸の一種で、
肝機能を高める効果や高脂血症を改善する効果が
あるとされていますが、
一方では月経促進や人工中絶薬としての作用があるため、
妊娠中や授乳中は避けたほうが良い、とされています。
クコの実アレルギーとは?
最近、花粉症のある人が関連して、
桃やさくらんぼなどの果物に対して口腔アレルギーを起こす
ことが知られてきていますが、
そうした植物へのあれるぎーがある人は
クコの実に対してもアレルギーを起こすことがあるので
注意が必要です。
桃、キウイ、アーモンドなどのアレルギーを持っている人が
クコの実に対してもアレルギーを起こしたという例があり、
口腔アレルギーは場合によっては
アナフィキラシーショックを起こすこともありますので、
果物を食べて、口の中や唇が腫れたり、ピリピリしたりした
ことがある人は注意が必要です。
NHKあさイチで紹介のゴズベリー(クコの実)妊婦さんには危険? まとめ
ミランダ・カーが愛用している、
ということでも知られている
スーパーフード、ゴジベリーですが、
抗酸化作用による紫外線対策はありそうな感じがしますね。
ただし、クコの実エキスによる資生堂の調査は
できてしまったシミを消すものではない
のでちょっと注意してください。
ベタインは、クコの実以外にも
ほうれん草などにも含まれるので、
杏仁豆腐の飾りに載っている、
くらいはまったく気にしなくていもいいと思いますが、
妊婦さんがクコの実のサプリを飲んだり、
毎日、一定量のクコの実を食べる、というのは
避けたほうが良いと言えそうです。