2016年6月16日放送「あのニュースで得する人損する人」で
紹介される得技、
「レアチーズケーキは、変色し始めたバナナを使えば作れる」
→変色し始めたバナナを使えば、砂糖もゼラチンも必要なし!
って気になりますよね。
変色した=熟したバナナは糖度が高くなっているので、
砂糖がいらない、ということは分かりますが、
なぜ、ゼラチンを使わずにレアチーズケーキを
作ることができるのでしょうか?
若いバナナと変色したバナナの違いとは?
バナナは熟すると、
黒い斑点が出てきます。
この斑点を「シュガースポット」と呼びます。
このような状態になったバナナは、
若いバナナに含まれていた
難消化性デキストリンが糖質に変わって
甘くなっています。
さらに、バナナには、
HMペクチンとLMペクチンと2種類の
水溶性食物繊維が含まれています。
HMペクチン:糖と熱と酸で固まる
LMペクチン:カルシウムで固まる
HMペクチンの働きによって、
イチゴ、リンゴなど酸味のある果物に砂糖を加えて煮詰めると
トロッとします。
熟したバナナには、LMペクチンが含まれているので、
ミキサーで牛乳、クリームチーズと混ぜて冷やすと
固まるんですね。
この、LMペクチンが、
ゼラチンや寒天なしで
レアチーズが作れる理由です。
さらにバナナをレンジなどで加熱すると
バナナの細胞がやわらかくなって、
より多くのペクチンが溶け出してきます。
以前「伊藤家の食卓」では、
この仕組みを使った
チョコバナナプリンのレシピが紹介されました。
「あのニュースで得する人損する人」のバナナレアチーズケーキの作り方
【材料】
- バナナ 1本
- 牛乳 100ml
- クリームチーズ 100g
- 絞ったレモン汁 大さじ
【作り方】
1.バナナの皮を剥いて
耐熱ボウルに入れ500Wで2分30秒加熱します。
2.バナナ、牛乳、クリームチーズ、レモン汁をミキサーにかけます。
3.容器に2を入れて、冷蔵庫で2時間くらい冷やすと
固まります。