2016年5月9日放送「主治医が見つかる診療所 最新・最強ダイエット!健康的にやせやすい体を作る方法」で
竹井仁先生が解説した、「痩せやすい体になる筋膜リリース」のやり方と効果をご紹介します!
CONTENTS
竹井仁先生プロフィール
首都大学東京 健康福祉学部 理学療法学科 人間健康科学研究科 理学療法科学域 教授
<著書>
筋膜リリースとは?
筋膜とは、筋肉を覆っている薄い膜で、筋繊維がバラバラにならないようにまとめ、筋肉同士の滑りをよくする、などの役割があります。
また、浅筋膜と深筋膜は全身をボディスーツのように包んでおり、第二の骨格ともいわれる重要な組織です。
筋膜にシワがこわばったり、よったり、よじれたり、筋膜同士が癒着したりすることが「凝り」の原因であり、
筋膜をリリース(ゆるめる、ほぐす」ことで、しつこい凝りが解消する、として、
竹井先生が紹介する「筋膜リリースが」NHK「ためしてガッテン!」をはじめ、これまで多くのテレビ番組や雑誌で紹介されてきました。
>なぜ筋膜リリースがダイエットに良いの?
全身の筋膜はつながっているために、
一部の筋膜がこわばってその筋肉の動くが悪くなると、
他の筋肉の動きも悪くなり、全体として、代謝が落ちてしまうそうです。
筋膜がほぐれると、筋肉が出すことができる力が大きくなります。
日常生活の動きも良くなるので、自然と代謝量は増えますが、
筋膜をほぐした上で、体操・エクササイズなどをするとダイエット効果が上がります。
→筋膜リリースのダイエット効果は、筋膜リリースを行うだけではなく、
ほぐれた筋膜・動きが良くなった筋肉で運動をすることがポイント!
筋膜のこわばりを予防する
筋膜のこわばりは、足を組む、いつも同じ側でバッグを持つ、など、
普段のクセで起きてしまいます。
気が付いたら足を組み替える、反対側でバッグを持つ、など使う側を変えることで
筋膜のこわばりを防ぐことができます。。
やせ体質になる筋膜リリースの方法
1.机などに手をついて体重を支えながら、
机の天板に沿って両手を伸ばし上半身をまっすぐにしたまま、体をL字に曲げます。
そのまま30秒キープします。
30秒×3セット行いますが、慣れてきたら1回を90秒まで伸ばします。
この動きは、肩・背中・もも裏をつなぐ筋膜を伸ばします。
2.右足を一歩前に出して膝を少し曲げ、左手を机につきます。
右手を斜め上に伸ばし、体を右にねじり30秒キープします。
左右それぞれ3セット行います。慣れてきたら1回を45秒に伸ばします。
やせやすい体を作るエクササイズ
筋膜ほぐしを行ったうえで次のエクササイズをすると効果的です。
肩甲骨周りをほぐすエクササイズ
右手の肘を直角に曲げて手のひらを頭の後ろに着けます。
左手の肘を直角に曲げて手のひらを腰の後ろに着けます。
その状態で、両肘を、肩甲骨を回すイメージで中央に寄せ、5秒間キープします。
左右3回(1日)から始め、10回程度まで増やします。
おなかのたるみを引き締めるエクササイズ
膝を立てて仰向けに寝ます。
お腹をドローインします(パンツのゴムからお腹を引き離すイメージで)。
肩甲骨を床から浮かせて、指先で膝を触り、その状態で5秒キープします。
5回×3セットから始め、慣れてきたら10回×3セットまで増やします。
やせやすい体を作る筋膜リリースのやり方とは? まとめ
筋膜リリースでやせるの?という疑問の感想をネットで見ましたが、
筋膜リリースだけで痩せるわけではなく、
筋膜リリースをしたうえで、エクササイズを行うのがポイントですね。
番組で紹介されたエクササイズは簡単なもので、家でもできますが、
もちろん、走ったり、ジムでトレーニングしたりヨガをしたり、ということも
筋膜リリースをしてから行うと効果がアップするのだと思われます。