NHK「あさイチ」で紹介されたスイゼンジノリ。
そのスイゼンジノリから抽出された多糖類サクランには驚異的な保水効果と抗炎症作用があります。
スイゼンジノリとは?
スイゼンジノリは川のり(淡水産藻類)の一種で、
現在は福岡県朝倉市黄金川(こがねがわ)にしか自生していません。
スイゼンジノリは天然記念物に指定されている絶滅危惧種ですが、
化粧品や食用に利用されているものは、養殖場で栽培されたものです。
スイゼンジノリから抽出された保水成分サクランとは?
スイゼンジノリから抽出された保水成分(多糖類)「サクラン」。
サクランにはヒアルロン酸の5倍もの保水力があり
アトピー性皮膚炎などに対する抗炎症効果も確認されています。
サクランを発見したのは、日本人女性研究者の岡島麻衣子(金子麻衣子)さんです。
北陸先端科学技術大学院大学にいた岡島さんは、
スイゼンジノリの養殖業者が全国の研究者に向けて送ったメールをきっかけに
スイゼンジノリの研究に着手し、サクランを発見しました。
「サクラン」の名称は、スイゼンジノリの学名アファノテーケサクラムから撮ったものだそうです。
【サクランの特性】
- 1gあたり6リットルもの水を取り込むことができる保水力
- 肌に塗ると膜を張って刺激から肌を守る
- 強い抗炎症作用がありアトピー性皮膚炎にも治療効果が認められた
サクランを使ったスキンケアコスメ
スイゼンジノリの生産量は、川の水量や水質の変化により最盛期の10分の1にまで減ってしまっていました。
そのために、岡島さんが大手企業にビジネス化を持ち掛けても「生産量が確保できない」という理由でなかなか手を上げる会社はありませんでした。
そこで、岡島さんの弟、金子慎一郎さんが起業をして製品化し、
6年かけて化粧品メーカーなどにおろすことができるようになりました。
なかでも、スイゼンジノリの産地である熊本県のメーカー
リバテープ株式会社の「咲水」は、サクランと熊本県南阿蘇の天然水を使い、
合成ポリマー・パラベン不使用のスキンケアジェルで、
お子さんや敏感肌の人でも使える処方となっています。
50gで3780円ですから続けられるお値段だと思います。
初回は1890円で送料無料で試すことができますのでお得ですね。
現在でもスイゼンジノリの養殖業者2社が廃業の危機と隣り合わせである状況を脱したわけではありません。
しかも、この2社が地下水汲み上げポンプを止めたら
黄金川自体、なくなってしまうというのです。
サクランがビジネスとして成功することで、
朝倉市の地元産業が活性化し、皮を守ることにもなるのですね。