1月8日の「ここだけは見とけ!!」で放送された
後悔しないペットの選び方
について
「家族として迎えるペットを選ぶ時にそんなことを考える人間にはペットを飼ってほしくない」
「そんなことを伝える番組がおかしい」
と批判が集まっています。
番組で放送された「後悔しないペットの選び方」とは?
番組では、
ペットを飼う時のためにここだけは見とけ!!というポイントとして、
- 犬を選ぶ場合、腰を触ったときに抵抗しない犬は大抵のことを受け入れるいうことをきかせやすい
- 猫の場、おでこを触ったときにジッとしていれば飼いならしやすい
- 猫が成長して不細工になって後悔しないためには、、顔のパーツが中心によっている猫を選ぶとよい
と解説。
・・・ところで、これ、誰の意見なんですかね?ペットショップ?
「後悔しないペットの選び方」についてのネットの反応は?
ここだけは見とけ!って番組でペットの選び方ってのやってて、大きくなって不細工になったり、懐かなかったりして後悔しないための子犬&子猫の選び方云々やってて、ため息。こんな感覚が当たり前だから殺処分がなくならないんだよね・・・テレビ番組がやるか、これ。
— マキシシDO (@policohumour) 2016, 1月 8
『ここだけは見とけ』って番組、不快。猫や犬を選ぶ時にここをチェックすれば、なつくかどうか、成長したときかわいいかブサイクかわかる!と。なつくかなんて育て方しだいでしょ。飼うとき「ブサイクになったらどうしよー、可愛がれないかもー」なんて心配する人は動物飼わないでください。
— Aya (@catscradle0) 2016, 1月 8
賛成!昨日のここだけを見とけ!なんてテーマの番組は動物に思いやりなかったわ https://t.co/mWYYKIuDRz
— 梅 (@ywynyuyt2) 2016, 1月 9
実際に、「なつかないから」「かわいくないから」という理由で
犬猫を捨てたり、保健所に持ち込んだりする人がいる、と訊いたことがありますから、
これは、保護犬、保護猫の里親探しをしている人、
本当に犬、猫を愛している人にとってはかなりの神経逆なでものだった、
というのは分かります。
本当のペットの選び方って、
アメリカの「カリスマドッグトレーナー」で紹介していたような、
自分とエネルギーレベルの合う相手を選ぶ
ってことだと思うんです。
これはえり好みではなく、エネルギーレベルが高く活発な若い犬を、
エネルギーレベルの低い高齢者が扱うのは無理、といったことです。
もらう、買うとなったときに(ペットショップの生体展示販売の是非はここではちょっと置いておきます)、
ある程度毛の色、目の色、容姿に好みがあるのは普通だと思うんです。
それと「大きくなって不細工になる」ことを心配する、っていうのが少し違うと思います。
ただ、TVで、「不細工になって後悔しないように」=「大きくなってもし気に入らない顔になったら後悔する」
という文脈で取り上げたのが、
後悔したり気に入らなくなったら、捨てたり保健所に持ちこんだりする、という考え方を助長することになる、
ということで批判されているのだと思います。
いうことを聞く、聞かない、という点については、
それは特に神経質な子、頑固な子などもいますが、
それよりも主要因は「しつけ」だと思いますよ。
ペットを飼っている方、飼おうと思っている方に読んでほしい本
神経質で臆病なキリンへの「ハズバンダリートレーニング」についてまとめられています。
野生動物をできるだけ野生に近い姿で見せようとしている動物園と、
家族として一緒に暮らすペットとは、
付き合い方も違うとは思いますが、
言葉で話すことができない相手との「約束」の交わし方、として参考になると思います。