バラエティ

芸能人が本気バレエ・Kバレエカンパニー白鳥の湖公演で2羽の白鳥を踊ったのは?

TBS系で12月9日放送

「芸能人が本気バレエ!密着200日…白鳥の湖を踊りたい!世界最高峰の舞台に誰が?SP」

バレリーナになるのが夢だった、バレエ経験者芸能人が
Kバレエカンパニー「白鳥の湖」公演出演に挑戦する200日間密着ドキュメンタリー。

本番舞台に出演することができたのは誰?

挑戦した芸能人は?

挑戦者は、

  • 女優:有森也実さん(挑戦者の中で最年長の47歳)
  • 歌手:八反安未果さん
  • タレント・デザイナー:篠原ともえさん
  • お天気キャスター:真壁京子さん
  • TBSアナウンサー:出水麻衣さん
  • モデル:えれなさん(女優の香里奈の姉)
  • モデル:並川花連さん(現役で洗足学園音楽大学でバレエを学んでいる)

など18歳から47歳の20人。

この中で3月のレベルチェック(「コーラスライン」でいうところのファーストラインですね)で半分の10名に絞られ、

その10名は8月末の最終オーディションまでの4か月間、
Kバレエカンパニーで、
荒井祐子さんなどのKバレエメンバーからの集中指導を受けていました。

2羽の大きな白鳥(ビッグ・スワン)の踊りとは?

「大きな白鳥」は、
バレエ「白鳥の湖」の第2幕で踊られます。
有名な、「4羽の白鳥の踊り(小さな白鳥の踊り)」のあとで、
2人、3人、4人の場合があるのですが、
Kバレエでは2羽なんですね。

小さな白鳥の踊りが、速いテンポでパッセやエシャッペの足さばきを見せるのに対して、
大きな動きで華やかなイメージです。

本番舞台に出演したのは?

この番組については、12月5日に30分の番宣番組が放送されていて、
さらに週刊女性でも「熊川哲也がブラボーを送った相手」
というタイトルで記事が掲載されたのですが、

さすがに、誰が2羽に選ばれたのか、というネタバレはありませんでした。

経歴からすると、
ローザンヌ国際バレエコンクール出場のレベルまで行った、
八反安未果さんは可能性が高いのではないかと思ったのですが、
最終選考メンバーに残った中では34歳と最年長で条件は一番厳しい、ということなんですね。

番組の江藤プロデューサーは
「できればテレビで人気がある有名芸能人を通してほしいという僕らの思惑は全く考慮されませんでした」と
語っていますが、

この発言には、
Kバレエのチケットいくらだと思ってるんだ、って思いました。
きっと自腹でバレエ観たことないんだろうなあ。
国内のバレエ団としては、他団の倍近い値段ですからね。

それだけのお金を払ってくるお客さんに、
Kバレエのレベルでないダンサーの踊りを見せられないじゃないですか。

と思ったら、さすがに、挑戦者が上がる舞台は「無料招待」でした。そりゃあそうか。

劇団四季でも、本当にお客さんが観る舞台に出演できたのはナイナイの岡村隆史さんだけで、
この数年は、「本当に舞台に出演するための挑戦」という企画自体がなくなってしまい、
1日程度の体験チャレンジか、

いとうあさこさんの「美女と野獣」のように、普通の公演ではなく、
テレビの企画としてその場面だけをお客さんに公開する(四季の公演とは別)企画ばかりです。

教える方にとっても、すごく負担なんです、こういう企画は。

熊川哲也さんは、日本のバレエ界を、
観客の底辺を広げることを含めて頑張っていらっしゃる方なので、
大変だと分かっていてあえて受けたのだと思いますが。

ということで、本放送後にまた追記しますね!

本放送後追記

モデルの熊澤枝里子さんは集中レッスン2日目に、アキレス腱を痛めた、という理由でリタイアしました。
2次のオーディションで、有森也実さん、芽夢ちさとさんら3人が落とされました。

「2羽の白鳥」の振り入れに入ってから、
体調不良で休んでいた大門千夜さんが、1週間音信不通に。
大門さんは、過去、小林紀子バレエシアターに所属していてほとんどブランクもなかったので、一番合格に近いのかな、と思ったのですが。
連絡が付いたのは2週間後。
バレエをやめてモデル事務所に入ったので、最初にもらった仕事がバレエだということにモチベーションが上がらない、という理由でリタイア。
(この人、この先どうするんだろう・・と心配になってしまった)

8月の配役オーディションに通過したのは、

並川花連さん(現役バレエ専攻大学生、女優)

田辺音羽さん(ギャル系モデル)

この二人が2羽の白鳥として、本番舞台に出演することになりました。

そして、落とされた八反安未果さん、えれなさん、尾花貴恵さん3人には2幕のコールドに参加できるチャンスが与えられることになりました。
結局尾花さんは本業の女優に専念するとしてリタイヤし、八反安未果さんとえれなさんがコールドバレエに挑戦することに。

結果的には4人とも本番公演を見事に踊り切り、
熊川さんから「ブラボー」が出ていました。

並川さんは、来年1月9~11日の、洗足学園大学バレエコース1年生による「くるみ割り人形」公演に出るのではないでしょうか?

感想

熊川さんは、バレエの観客の層を広げるために、
という意味で、この企画を受けたのだと思うのですが、

これを見て、「バレエを観たい」と思えるか、
というと正直かなり微妙だな、と思いました。

レッスンが厳しいのは当たり前ですが、
今回どこにも楽しい、と思える要素が無かったし、

本番の後に先生たちが言った言葉から
テレビ番組として成り立たせなければ、
Kバレエのイメージを落とさないようにしなければ
というプレッシャーが相当だったんだろうな、
ということは分かりました。



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