11月29日放送「鉄腕DUSH」で、青森県の伝統野菜、
南部太ねぎ
が紹介されました!
CONTENTS
南部太ねぎとは?
南部太ねぎは、青森県南部町の伝統野菜です。
白ネギですが、甘みがあり、青い葉まで食べられる在来種です。
南部太ねぎのおいしさの秘密は?
南部太ねぎのおいしさ特徴は、その甘さです。
専門機関の成分分析では、一般品種と比べて糖度が非常にが高く、
しかも、青い葉まで食べられます。
白根の部分が直径3センチを超え、切ると安納芋の蜜と同じ成分の蜜が出てきます。
その甘さとおいしさは、地元の小学校の給食で、
葱の残食率がほぼゼロ、という数字にも出ています。
南部太ねぎが絶滅寸前になったわけは?
普通の白ネギ系の葱が高さ60~80㎝ほどなのにたいして、
南部太ねぎは120㎝もあります。
白ねぎは、太陽に当たると緑色になってしまうので、
成長に合わせて土寄せをして、日に当てず白いまま育てる、甘い部分を多くしなければならないのですが、
背が高い南部太ねぎは、その土寄せは7回もしなければなりません。
新しい品種のほうが、手間がかからず、収益が上がる、ということで、
栽培農家が減ってしまったのです。
現在、南部太ねぎの栽培リーダーである、杉澤農園の杉澤均和さん(高校生の頃はかなりのやんちゃだったとか・・・)も
土寄せの手間には苦労していました。
以前、「鉄腕DUSH」で取り上げた、松本一本葱は機械で土寄せしていましたが、
土寄せをしたときに、茎と葉の分かれ目部分に土が入ると、病気にもかかりやすくなるので、
南部太ねぎは、鍬を使って手作業をしなければならないそうです。
南部太ねぎ復活の救世主とは?
栽培に手間がかかるため、栽培する農家がほとんどなく、絶滅寸前となっていた南部太ねぎですが、
地元の、名久井農業高校が数年前から伝統野菜の栽培研究に取り組みだし、
南部太ねぎの新しい栽培方法を考案しました。
その方法とは、
縦穴法
です。
葱の成長に合わせて土を寄せるのではなく、
葱の予測される高さと太さに合わせた畝に、スコップを利用した道具で穴を開け、
その穴に、葱の苗を入れると、収穫まで土寄せをせず、
穴の太さに応じた葱が育つのです。
この栽培方法が定着したおかげで、今では南部太ねぎの栽培農家は10件にまで増えました。
南部太ねぎのお取り寄せは?
南部太ねぎは通販でも購入できるそうです。
http://tassyamura.com/nanbuhutonegi/
ただし、ショッピングカートなどはなく、お問い合わせフォームで連絡する形のようですね。
南部太ねぎのおいしい食べ方は?
鉄腕DUSHで紹介していた食べ方は、
南部町の伝統料理、「せんべい汁」
葱の天ぷら
揚げ鶏の葱ソースで下。
揚げ鶏の葱ソースは、
葱の青い葉の斜め牛切りを皿に敷き、揚げた鶏もも肉その上にのせて、
葱の白い部分を刻んで醤油、砂糖で甘辛くしたソースをかけたもの。
これは、ボリュームもあって男性にも受けそうですね。