9月15日放送「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」
脳・足腰・血管若返りSP
で、血管若返りの効果がある食べ物、として、
宮崎県日南市の郷土料理「魚うどん」が紹介されます。
魚うどんとは?
魚うどんは、さなかうどんやうおうどんではなく、
ぎょうどん
と読みます。
1940年代、食糧難の時代に、
豊富に取れる字魚のすり身と片栗粉をあわせてうどん状にし、
だし汁でうどんのように食べる、という料理ができました。
いちどは作られなくなっていた魚うどんですが、
十数年前に日南市の漁協の女性部が再現し、
びびんや、という地元の料理屋でも看板料理としてだされ、
注目を集めています。
魚料理 びびんや
住所:宮崎県日南市西町2-6-3
電話:0987-23-5888
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:30(LO)
(定休日:月曜、祝日の場合は翌日休)
http://bibinya.com/
魚うどんの健康効果とは?
魚うどんに使われるのは、
地元油津で取れるトビウオを中心に、フエフキダイ、メジナ、イシダイなどの白身の魚と、
片栗粉です。
トビウオは、青魚ですが、
サバやアジとは違った栄養の特徴があります。
脂肪分が少なくカロリーが少ない
たんぱく質が多い
ビタミンEが豊富で、セレンも含まれているので、高い抗酸化作用が期待できる。
ナイアシンも比較的多く含まれる。
ビタミンEの含有量は、
100g中、2.3mgで、
アジの0.4mg、サバの0.9mgをはるかに上回ります。
このビタミンEとセレンによる、ダブルの抗酸化作用が
血管を若返らせる
のです。
レステロールを運ぶLDLは、活性酸素などにより、酸化LDLに変化します。
酸化LDLは、粥状動脈硬化を作るもとになるだけでなく、
血管を直接攻撃し、血管本来の血管拡張作用を阻害します。
これが動脈硬化、という状態です。。
一方、体内では活性酸素などの攻撃からLDLを防御する働きをもった物質も存在します。
もともと体内に存在する酵素や、食事などで取りこむビタミンEやC、ポリフェノール類、セレンなどの
抗酸化作用を持った物質は、、体内で抗酸化物質として作用します。
活性酸素などの酸化の要因を、
とビタミンなどの酸化からの防御因子が拮抗、または、
防御因子が少しでも上回れば、酸化LDLにはならず、
血管が若返る、というわけです。
魚うどんの作り方
トビウオは、丸の魚としても売られていて、東京のデパ地下鮮魚店でも見ることがありますが、
トビウオ自体にはあまり味が無く、
魚うどんでは、トビウオに他の魚のすりみを混ぜるのが、
おいしさのポイントなのだそうです。
材料
魚のすり身 トビウオをメインに、白身の魚のすり身、できれば数種類 400g
かたくり粉 カップ1/2
卵 1個
塩 大さじ2 1/2
作り方
1. すり身に卵を加えよくすり合わせます。フードプロセッサーやハンドミキサーを使ってもよいです。
2. 1.に倍の量の水で溶いたしたかたくり粉を少しずつ加えて、よくすり合わせます。
3. 塩を加え更にすり合わせます。塩を入れることでコシがでます。
4. 熱湯の中にところ天つきでつき出し、ゆでた後水でさらします。
うどんに仕立てるには、
うどんつゆを温め、ゆでた魚うどん、きざみねぎなどを入れます。
好みで、柚子や生姜を添えていただきます。