「ソロモン流」2月2日に放映された、中川一辺陶の高級ごはん炊き土鍋。
中川さんは、土鍋アーティスト、とも呼ばれ、
その土鍋は調理器具としての機能が優れているだけではなく、
信楽焼の美しさも評判です。
完全受注生産なので、
飴釉三合炊御飯鍋 ¥38000
など、価格もちょっと普通の土鍋とは違いますよね。
今回、ソロモン流で紹介されたことで、
注文が殺到するものと予想されますが。。。
プロの料理人では、おいしいご飯を炊きあげるために、
中川一辺陶さんの土鍋を使っている人も多いと言います。
eo Japanese Dinner ‐銀座 Kuma3‐
京都 烏丸の岩さき
富士吉田市 瑞端
などです。
ところで、中川一辺陶の公式サイトで、
気になる点があります。
それは、
「類似品にご注意ください 詳しくはこちら」
というボタンです。
クリックしても、その先のページにはなにも書かれていません。
中川一辺陶の土鍋の偽物があるのでしょうか?
公式サイトのショッピングページで購入すれば、
問題はないでしょうが、
先日、西武池袋や、伊勢丹松戸、京王百貨店など、
だれもが、「ここで売っているモノなら」と信じるデパートで、
アメリカの人気アクセサリーブランド「チャンルー」の偽モノを販売してしまい、
回収、返金する、という事件がありました。
中川一辺陶の土鍋も、
直販ではないところで買うと
偽物の可能性があるのかもしれません。
また、受注生産で待つところを、
「即納可能な在庫があります」とか、
ヤフーオークションなどで売っているものは
本物なのかしら?と思ってしまいます。
ただし、公式サイトで
「類似品」としていたのは、
中川一辺陶を名のる偽物ではなく、
有限会社窯元うつわを販売元とし、
雲井の里窯(里窯)というブランドの土鍋類
のことだったようです。
窯元うつわの作家は
中川睦、という名で
昭和36年、雲井窯に四男として信楽の地に生まれる。
昭和62年、食器の専門店「窯元 うつわ」を開店
となっています。
中川一辺陶さんは、
1956年(昭和31年)に
雲井窯(明和2年創業)窯元に
生まれた方です。
同じところで、
5年違いで生まれた人たちですから、兄弟っぽいですよね。
現在は、窯元うつわのネットショップは販売休止となっています。
何かトラブルがあって、
雲井から販売中止を求められたのでしょうか。
兄弟同士が同業で、このような経緯が伺われる痕跡があると
一澤信三郎帆布のような「もめごと」があったことを想像してしまいます。