ギリシャのヒオス島では、復活祭の前夜に教会同士が特大のロケット花火を打ち合います。
一度の祭りで発射されるロケット花火は65000発以上で、
その様子はまるで戦争のよう。
この動画の日付は2013年5月となっていますが、
復活祭(イースター)というと、3月の終わりから4月だと思っていました。
が、もともと太陰暦にしたがって決められた日であったため、
ギリシャ正教会の属する東方教会では、現在でも
太陰暦を太陽暦(グレゴリオ暦)に当てはめた場合での4月4日から5月8日の間のいずれかの日曜日になるのだそうです。
島の人々は聖マルコ教会側とパナギア・エリツィアーニ教会側の2つの陣営にわかれて、
お互いの教会の鐘楼をロケット花火で狙って発射するのだそうです。
この祭りで使われるロケット花火はすべて参加者の手作りで、
長さは70~80cmもあり、
花火の飛距離は1000m。
え、1km?
こちらの動画は花火発射の様子を撮影してます。
尋常じゃないですね。
全部手動発射ですもん。
祭りの期限は、1889年、19世紀にさかのぼり、
当時、このあたりを占領していたトルコに対抗して行われるようになったとか、
2つの教会がどれだけ盛大に復活祭を祝うかを競うことから始まった、
等と言われています。
毎年、ケガ人も出ますし、
周囲の野原や民家への延焼もあり、そうなっても保障などはないそうです。
タイの、水の恵に感謝するお祭りロイカトーン祭りは、
火の付いたランタンを飛ばし、それで火事やケガもあるのですが、
やはり、だからやめる、という方向には行かないのだそうです。