2015年4月8日放送「ありえへん∞世界スペシャル「知ったかぶりはもう止めて!コレが新事実だ!」で
果汁100%ジュースに表示されている「濃縮還元」とは?
というテーマが取り上げられます。
濃縮還元、というのは
簡単に言えば、
一度濃縮することで体積を減らし、輸送や保管のコストを下げた果汁、野菜汁を
製品にする際に再び適度な濃度まで薄めることなんですけれど、
気になるのは
「濃縮還元の100%ジュースには、価値のある栄養素はほとんどない」
といわれていることです。
濃縮還元の製法とは?
濃縮還元は、野菜や果物を絞った汁から繊維質を除き、
加熱して6分の1の体積に濃縮します。
6分の1まで濃縮すると、ケチャップくらいの濃度のベースと上になるそうです。
それをを冷凍して輸送します。
体積が6分の1ですから、運賃もその分安く抑えられます。
まず、原材料の問題があり、
メーカーはそのとき安く購入することができる
世界中の産地から果物・野菜を買い付けます。
ただ、この点は、「契約農場」「直営農場」を歌っている
製造元もありますし、
公式サイトなどで、原材料の産地が確認できることもありますね。
次に繊維が取り除かれていますので、
果物や野菜そのものを食べるのとはその点でも違います。
1本で1日分野菜、といっても繊維がないわけですよね。
また、加熱濃縮しますので、
ビタミンや味などは損なわれています。
そのため、風味を補う「香料」が使われます。
この香料は、それらしい香りを作り出すのに、
多くの組み合わせがあるのですが、
現在両名表示には「香料」とだけ記載すればいいのだそうです。
と考えてくると
濃縮還元果汁、濃縮還元野菜ジュースが、
果物や野菜ととはぜんぜん別のもの、という気がしてきますよね・・・