2015年2月5日放送「カンブリア宮殿」
一度は行きたい奇跡の温泉宿!観光の常識を変える独自戦略
に、
鹿児島の高級旅館「忘れの里 雅叙苑」「天空の森」を
経営する、田島健夫さんが出演します。
忘れの宿 雅叙苑とは?
田島さんはもともとは、
作業員向けの、1泊3食付で3500円という激安宿を経営していた人です。
これって、山手線の
池袋目白間に見えた簡易宿泊所みたいなものでしょうか。
田島さんは、
1945年(昭和20年)鹿児島県・妙見温泉の湯治宿「たじま本館」を
営む家に、次男として生まれました。
昭和45年に「雅叙園」を創業し、
翌年、悦子さんと結婚しますが、
経営は困難で、
当時宿泊するのは、九州電力のダム工事の作業員ばかりでした。
宿の建物も、
木造2階建ての小さな建物で、客室は5室かありませんでした。
田島さんが、考えたのは、
高度成長時代にあって、
日本人なら誰もが教習を抱くような宿、
というコンセプトでした。
そこで、近くにあった取り壊されるyほていの茅葺きの古民家を
移設しました。
今、雅叙園の料理に出る野菜は
無農薬栽培で自給自足している物だそうです。
お客に出せるようになるのは作っている野菜の30%で、
残りは、飼っている鶏のえさになり、
鶏の糞が対比になる、という循環があります。
雅叙園はJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」のコース中の
宿泊施設にも選ばれています。
ななつ星のツアーで立ち寄る様子を
テレビで見たことがある人も多いと思います。
きっと、
多くの人が高くてもこの宿に訪れるのは、
形だけの「古き良き時代」ではなく、
昔、日本の里山にあったような
自然のサイクルの中で
経営されているからなのではないでしょうか。
(この記事は番組放送前に書いています。放送後追記、週背することがあります)