1月5日から始まった「軍師官兵衛」のナレーションについて、
twitterなど、ネットでは「聞き取りにくい」「不気味」といった不評の声が目立ちました。
ナレーションを担当しているのは、ベテラン女優の藤村志保(ふじむらしほ)さん、75才です。
最近では、「ハンチョウ」「悪魔ちゃん」などの民放ドラマにも出演し、
とくに「あー年取ったなあ」という感じはしなかったのですが、
あのナレーションは、一瞬、「あれ誰?」と分からないくらい、
いつもの藤村さんとは印象が違い、少なからずショックでした。
事前にナレーションまではチェックしていなかったので、
NHK「軍師官兵衛」の公式サイトをすぐに開いて、
藤村志保(ふじむらしほ)さんだということを確認しました。
藤村志保さんは、大河ドラマ「太閤記」でおね役で注目され、
その後も複数の大河ドラマに出演しています。
2007年の「風林火山」でも寿桂尼 役で出演していましたが、
こんな声ではなかったと思います。
顔を見ないで声だけだと、老けて聞こえるのでしょうか?
日刊ゲンダイなどのスポーツ新聞によると、
このナレーションは「官兵衛を見守る大地の母のイメージで」という演出意図で、
わざとこういうしゃべり方にしているようです。
NHK連ドラや大河ドラマのナレーションは、大抵主人公の祖母など、実際に画面にも出ている人物であることが多く、
その方が親しみが持てますよね。
藤村志保さんは、NHK連ドラでは、
てるてる家族(2003年 – 2004年 NHK連続テレビ小説)
だんだん(2008 – 2009年 NHK連続テレビ小説) – 花村久乃 役
に出演し、美人で、少し厳しい祖母役を好演していました。
また、近々放映される、NHKドラマ「足尾から来た女」(主演 尾野真千子)にも出演します。
来年4月からの連ドラ「花子とアン」では、
美輪明宏さんがナレーションを担当するそうですが、
意図としては、時代を超えて、主人公花子を見守り、叱咤する存在、ということなので、
やはり、実在しないナレーションだけの存在なのでしょうかね。