2015年3月16日放送「主治医が見つかる診療室」
放送2時間の拡大枠「認知症完全予防スペシャル」で
1日スプーン3倍のえごま油で認知症予防ができる、
という内容が紹介されます、
ところで、
2014年12月15日放送
主治医が見つかる診療所【再発見!健康寿命をのばす日本の伝統食】
では「1日に小さじ1杯“認知症を予防する油”」
として「えごま油」
されたのですが
1杯では足りないんでしょうか?
2015年2月24日「林修の今でしょ!講座」
題の油-名医が選ぶ-最強油No.1 でも
えごま油がダントツで体にいい油、と紹介されていますので
健康によい油であることはそうなのだと思うのですが。
えごま油の認知症を予防効果とは?
えごま油に多く含まれる
オメガ3系のα-リノレン酸という必須脂肪酸は、
脳神経の働きを高めて、
認知症やうつの症状を改善する、と言われています。
オメガ3系のα-リノレン酸には、
高血圧、動脈硬化など、
血管の炎症や、血流が悪くなっている状態を
改善する作用があるためです。
認知症にもいくつか原因があるのですが、
2015年3月10日(火)放送「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」 では
白質病変
という、脳の一部が白く変質してしまっている状態は
は脳梗塞や脳内出血などの血管の老化に伴って起こり、
血管性認知症につながる
という話がありました。
こうした血管の炎症や脳の血流障害が原因の
認知症の予防に
オメガ3系のえごま油が有効というこことです。
オメガ3系を多く含む食用油は他にもあり、
シソ油や亜麻仁油、くるみなどが知られています。
***注意!!!***
オメガ3系油はどれも酸化による劣化が早いというデメリットがあります。
開封前からの管理がきちんとされている店で購入し、
小瓶で買って、開封後は冷蔵庫で保管してください。
酸化した油はペンキのようなニオイがしますので
食べないでください。
「私の何がイケないの?」で
軽度認知症(MCI)と診断された蛭子能収さんの
症状改善のため、
しそ油
を3週間摂取する、という試みがありました。
3週間後に、蛭子さんの軽度認知症に改善の傾向が見られました。
ただ、認知症には、
血管性以外のものもありますので、
エゴマ油、シソ油などを食べて入れば完全に防止できる
というものでもなさそうです。
番組では運動療法として
筑波大学・運動生化学の、征矢英昭氏考案した
「フリフリグッパー体操」も紹介されます。