2015年8月2日放送の「駆け込みドクター!」は顔にまつわる病気SP。
その中で、
シワと骨密度の驚く関係
というコンテンツがありました。
骨密度が低い人ほど、顔にしわができやすい=見た目が老ける
のだそうです。
骨密度が低い人ほど顔にシワができやすい理由とは?
骨密度、というとすぐに連想するのは骨粗しょう症ですが
健康だけではなく、それが見た目にも影響しているということなんです。
2011年にアメリカのエール大学が
「骨密度の低い人ほど、シワができやすい」
という研究結果を発表。
その理由は、
骨も肌の張りも、支えているのが
コラーゲンだから。
骨の主な構成成分はコラーゲンとカルシウムです。
また、骨に存在するコラーゲンはI型コラーゲンという種類で、
これは皮膚の真皮層に多く存在するコラーゲンと
同じコラーゲンです。
骨密度が減るということは
体内のⅠ型コラーゲンが減っている、
つまり、肌の張りも衰えている、ということになります。
また、骨密度というのは骨の中身の密度のことですが、
骨自体もカルシウム・コラーゲン不足、加齢によって痩せてきます。
頭蓋骨が痩せると頭皮がたるみます。
その結果フェイスラインがぼやけ、
さらにあごが痩せたりゆがんだりすると、ほうれい線や口元のシワも深くなるのです。
コワイですよね。
骨密度を下げてしわを増やしてしまう習慣とは?
骨密度を下げない、しわを増やさない、方法を考える前に、
まず
それダメ!
なNG習慣をチェックしましょう。
骨密度を低下させて、コラーゲンを
減らしてしまう生活習慣はこんなことです。
- 糖分の摂りすぎ
- あまりにも日光に当たらない(骨を作るビタミンDが形成されない)
- 塩分の摂りすぎ
- 過剰な飲酒
- 喫煙
- ストレス
糖分の摂りすぎと骨密度の関係ですが
コラーゲンに糖分がつくと骨の老化が進むのだそうです。
また、糖分の過剰摂取による「糖化」で、
コラーゲンの弾力性が低下します。
糖化で肌色がくすむ、ということもありますので
注意したいですね。
ですが、
何よりも一番、コラーゲン生成を減らしてしまう最悪習慣は
運動不足
なんです。
お年寄りがちょっと寝込むと一気に骨密度が低くなる、というのは効いたことがあるかもしれませんが、
まだ若くて健康な方でも、たとえば宇宙飛行士が数日間無重力状態で過ごすと、
骨密度が約20%も減っている、というデータもあります。
特に女性は、閉経後、それまで骨形成の代謝に貢献していたエストロゲンが一気に減少するので
骨密度が減りやすくなります。
40代以降は特に運動不足にならないように、積極的に体を動かさないと、ですね。
運動不足になると、
血行が悪くなり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの
肌のハリを作っている物質を作り出す、神経芽細胞にも栄養が行き届かなくなります。
そのために骨密度が低下し、肌のハリにも影響するのです。
骨密度を上げるには、骨に刺激を与えることが必要です。
簡単にできる骨密度アップのエクササイズは、「かかと落とし」。
かかと落としと言ってもプロレスの技ではなく、
かかと上げてストン、と落としてかかとが床に当たるようにする、を
1分間に40回のペースで行うと良いそうです。