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萩名物(秘)夏ミカン漬け@山口・お取り寄せや通販は?「和風総本家」

2016年7月28日の「和風総本家」の、手土産におすすめの老舗の名品特集の中で山口県萩市の夏みかん丸漬けが紹介されました。

Yahoo!テレビの予告では

伝統の味追跡“百年手みやげ”▽浅草きんつば老舗の技▽萩名物(秘)夏ミカン漬け▽450年の味!長崎銘菓

山口・萩の名産“夏みかん”を丸ごと使った和菓子など…日本全国のロングセラー手みやげが続々登場。老舗が守り続ける味と職人技…100年の時を越えて愛され続ける理由を徹底取材。

となっています。

山口・萩の名産“夏みかん”を丸ごと使った和菓子=夏ミカン漬けは、
以前「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された、山口県萩市の高級スイーツです。

夏みかんは山口県発祥

夏みかんは正式名を「夏橙(なつだいだい)」といい、
江戸時代中期に、長門市青海島で偶然発生しました。

だいだいという名前には、
長州藩藩主の毛利家が代々栄えるように、
という意味があるそうです。

明治維新後、職を失った士族を救済するために
小幡高政によって栽培が奨励され、
生産量が増えて全国に知られるようになりました。

夏みかん漬けはいつできたの?

特産品となった夏ミカンの皮を使って
歌詞を作ろうとする試みが始まり、

明治13年に、市内の菓子司「光圀本店」が、
皮を砂糖蜜で煮つめ、仕上げに砂糖をまぶして
乾かした菓子を完成させました。

その後、大正時代には
夏みかんを丸ごと使った
「夏みかん丸漬け」が考案され、

現在でも萩市の名菓となっています。

夏みかん丸漬けとは?

夏みかん丸漬けとは、

夏みかんの実をくり抜き、丸ごとの形のまま、砂糖蜜で煮つめた皮に、

夏みかん入りの羊羮を流し込んで固めたお菓子です。

光圀本店と長州屋光圀製菓本舗の違いって?確執は?

夏みかん丸漬けは、

元祖を名乗っている光圀本店と
長州屋光圀製菓本舗の2店がありますが、

もともとは一つの店で、
三代目の光圀義太郎の弟が分家して作ったのが
長州屋光圀製菓本舗だそうです。

長州屋光圀製菓本舗は

  • 宮内庁お買い上げ
  • 1つ1つ手作りのため、1日180個限定生産

ということで、こちらもかなり本格的な感じがしますが、

光圀本店は、「一子相伝(作り方を跡継ぎにしか教えない)」
を前面に出しており、(つまり、長州屋光圀製菓本は製造方法が違う)
「本家はこっち」というプライドを感じますね。

夏みかん丸漬けの通販・お取り寄せは?

光圀本店、長州屋光圀製菓本舗、
どちらも、公式サイトからの直販で
お取り寄せすることができます。

光圀本店の夏みかん丸漬けのページ
(注文は電話やFAXのようです)

長州屋光圀製菓本舗のネットショップ

よく情報ページなどで、

夏みかん丸漬けを楽天市場で探す、Amazonで探す

などの文言が描かれていることがありますが、実際には取り扱いはありません。
(2016年7月末現在)

萩名物(秘)夏ミカン漬け@山口・お取り寄せや通販は?「和風総本家」 まとめ

和風総本家は「手土産」特集でしたが、夏みかん丸漬けに関しては、
東京のデパ地下などに出店しているわけではないので、

萩市以外の人にとっては
手土産、というよりはおとりよせ、ですね。

それにしても今まで、夏みかん、という果物自体が
山口県で生まれたということを知りませんでした。



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