NHKニュースで、
タイで食糧危機解消のため昆虫食を普及しよう、
という動きがあることが
報じられ、
ネットでは「昆虫は無理・・」
など話題になっています。
バンコクにも昆虫料理レストランが。
タイの農村部では
昔から、コオロギなどの昆虫が食材として利用されてきました。
最近は、首都バンコクでも、
昆虫を使った料理を出すレストランができているそうです。
からっと揚げたフライなどが人気メニューと言います。
昆虫は、高タンパクでビタミンなども豊富に含むとされ、
タイの大学でも、
小量危機対策として研究をしています。
需要が増えたため、
食用の昆虫を飼育する農家も増えているそうです。
タイ東北部では現在、
万の農家が年間7500トンのコオロギを生産しています。
価格は5キロ当たりおよそ2000円で
豚肉や鶏肉とほぼ同じとなり、
食用昆虫は農家の安定した収入源となっています。
しかし、
いくら、昆虫は栄養があります。
といわれても、
見た目やイメージで、
なかなか食べられないのではないか、
と思うのですが、
タイでは、これまで
虫を食べる習慣がなかった人たちにも
広がり始めているのだそうです。
なぜ、昆虫を食べることに抵抗がないのか、
は謎です。
むこうからすれば、
なぜ日本人はそこまで昆虫食を嫌がるのか?
のほうが不思議なのかも知れません。
News小山慶一郎さんが昆虫食
昨年、
日本テレビのnews every.では
NEWS(ニューズ)のメンバーで、
キャスターをつとめている
小山慶一郎(こやま けいいちろう)さんが
昆虫食に挑戦したことがあります。
2013年5月22日(水) の放送で、
FAO・国連食糧農業機関が食糧問題対策のひとつとして、
いなごなどの昆虫を食べることを推奨している。
というニュースに関連した取材でした。
小島慶一郎さんは
この仕事は、
エブリーの仕事の仲で
一番つらかった、と後で語っています。
キャスターという立場上、
取材自体は真剣に行わなければならず、
バラエティ番組のように、
イヤだ!というリラクションができなかったのも、
辛かったそうです。
小山慶一郎さんは、
まず、東京・荒川区のつくだ煮店「安井屋」に行き、
「いなごの佃煮」
が昔からある、ということを取材しました。
いなごの佃煮はそんなにめずらしいものではなく、
我が家でよく利用している、
中央区・佃の老舗佃煮店にもあります。
醤油と砂糖で黒っぽく煮てあるので、
見た目もそんなにグロテスクではないです。
見るからに・・・
となったのは次の取材ですね。
東京・八王子市を拠点とする、
昆虫食彩館(昆虫料理研究会)が主催する、
昆虫を食べるイベント。
昆虫料理研究会代表、食用昆虫科学研究会会員の
内山昭一(うちやま しょういち)さんは
自然環境について考えるため、
昆虫料理を研究してきました。
小山慶一郎さんと内山さんは、
近くの河川敷で食べられる昆虫を採集しました。
そして、
トノサマバッタの素揚げ、
サクラケムシのかき揚げを
実際に調理し、食べることになりました。
トノサマバッタの素揚げは、
イナゴの佃煮とおなじような雰囲気で、
まあまあ、
沢ガニの素揚げ感覚で食べられると思うんですよね。。
個人的に、
蜂の子とか、
ケムシとか、カミキリムシの幼虫とか、
幼虫系は見るのもダメなので、
辛かったです。
NHKニュースの、タイの昆虫食も、
コオロギだけではなく、
それ系のビジュアルがありました。
内山さんによると、
サクラケムシは
揚げるとパリパリはするものの、
中身が飛んでしまって、おいしくないのだとか。
昆虫食彩館のHP
http://insectcuisine.jp/
↑
閲覧注意。
こちらには、
さっと煮た、だか、ゆでただかした、
サクラケムシ
がおいしい、と書かれていました。
何を食べるか、食べないかは、
文化の問題で、
私たち日本人が
これだけ「昆虫食は気持ち悪い」
と思ってしまうのも、
栄養とか
衛生とかの、
理屈ではないんですよね。