12月15日放送
主治医が見つかる診療所【再発見!健康寿命をのばす日本の伝統食】
で「悪玉コレステロール値を下げるという謎の粉」
が紹介されます!
もう一つの予告コピーでは、
悪玉コレステロールへらす“秘伝とうふ”
となっているんですね。
悪玉コレステロールを減らすのは、
いったい
「粉」なの?
「豆腐」なの?
それは、
「粉豆腐」
なんです。
粉豆腐とは?
粉豆腐とは、高野豆腐を粉にしたものです。
高野豆腐は簡単に言うと、
豆腐を凍らせる→乾燥させる→凍らせる→乾燥させる
を繰り返して作ったものです。
大豆たんぱく質には、
悪玉コレステロールを低下させる作用がある
とされているのですが、
凍らせて乾燥させる、という工程をふんだ
高野豆腐に含まれるたんぱく質は、
普通の大豆たんぱくよりも
より、悪玉コレステロールを下げる効果が高いのだそうです。
粉豆腐に含まれるレジスタントタンパクにはコレステロールを下げる作用の他に、
腸内の発がん物質を抑えて大腸がんを予防する効果もある、とされています。
じゃあ、普通に
高野豆腐が悪玉コレステロールを下げる
と言えばよさそうなものですが、
思うに高野豆腐って、今の若い主婦には人気がないんですよ。
煮る前に戻さなければならないし、
レシピとしては、煮物くらいしかないですよね。
でも、高野豆腐を粉にした(製造の途中で割れた物や切れ端を
粉にする、ということです。旭松の公式サイトに書かれていました)
粉豆腐は、
出汁に直接振り込んでさっと煮たあと、卵とじにして
炒り豆腐風、
おなじくさっと出汁で煮てから甘からく炒りつけてそぼろ風
などがすぐできるんです。
また、ハンバーグのたねの中に混ぜるなど、
パンケーキやパウンドケーキに入れる
高野豆腐が入っているようには見えない料理にも
できます。
じつは、高野豆腐をおろし金でおろして使うレシピは、
もどき料理として
ベジタリアンレシピや、マクロビレシピで
見たことがあるんです。
乾物なので保存が利きますし、
おからよりも扱いがラクだと思います。
でもって、
高野豆腐の産地、長野県(信州地方)では、
伝統的に粉にした高野豆腐が食べられてきたので、
秘伝
と言っているんじゃないかな、と思います。
長野では、逆に高野豆腐は食べ飽きるくらい食べているので、
少しでも目先を変えて楽しむために粉にする
食べ方を考えたのかもしれませんね。