3月24日「開運!なんでも鑑定団」で
鑑定団in山形県遊佐町(やまがたけんゆざまち)を見ていたら、
お盆に、軒先につるす、
ブリキの車を持ってきた人がいました。
その人が「お盆に・・・」と語り始めたとたんに、
会場から笑い声が起こりました。
山形県遊佐町の精霊馬
この山形県遊佐町あたりでは、
もともと、お盆に、まこもで編んだ馬をつるす習慣がありました。
これは牛、馬のセットですが、
遊佐町の盆馬(精霊馬)は、もっとカラフルでした。
お盆に、きゅうりやナスで、牛・馬を作る風習は
わりと広くあるようですが、
これはお盆にこの世に戻ってくるご先祖様の乗り物ですね。
ところが、昭和30年代以降、
どうせなら車のほうが早くご先祖様が帰ってこられるだろう、
ということで、
ブリキの車のおもちゃをつるすようになったそうです。
しかも、できるだけ高級車がよい、とされているようです。
ブリキの車を鑑定に出した方は、
ご先祖様が大勢だから、という理由でワゴン車を選ぶ
人もいる、と言っていました。
この世に戻ってくるご先祖様は、その家のお仏壇に入っている方、
という考え方みたいですけれど、
大勢居ても「先祖代々」でまとめて考えてよい、みたいですけれどね。
でも自分が直接知っている方たち(祖父母、両親)は
人数で数えたくなりますよね。
会場で挙手をもとめたところ、
お盆には車をつるす、という人が
大勢いました。
飛行機もアリ?!
鑑定団では話に出ませんでしたが、
より早く、ということで、
飛行機
をつるすこともあるそうです。
この風習は、「秘密のケンミンショー」でも紹介されたことがあります。
ご先祖様との近しい関係が感じられて、なんだか素敵ですね。