2013ドラマ

安堂ロイド最終回 約束の時、想いは永遠に あらすじ感想 小田和正が・・・

TBS日曜ドラマ「安堂ロイド」が終わりました
最終回視聴率はえーとまだ出てないみたいですね。9話は10・3%で、
言われているほどめちゃめちゃに悪くはなかったんですね。
打ち切りになった「夫の彼女」は最終回も3%だったわけですし。

私は録画で、今朝最終回を観たのですが、
昨日の放映中ツイッターでは、

小田和正に全部持っていかれてTLがえらいことになっている
ロイドが天使に

などの呟きがありました。

大まかに流れを書くと、

ラストクイーンがアスラOSを起動、対するロイドはもうアスラOSを使えない上、
前回、の毒のプログラムのダメージが完全に直っているわけではなく、当然劣勢。
その様子をモニターで見ていたサプリは、
麻陽に「将棋の王将はやられてはいけない」と言って、一人でロイドを助けに行き、
ムー便具アウトしようとしますが、
ラストクイーンの結界から出ることができなくなります。
(じゃあなんで入ることはできるんだ?)

そのとき、七瀬が目を覚まし、ラストクイーンに愛や優しさのプログラムをインストールし、
ラストクイーンは混乱。
しかし、結局欲望と憎しみのプログラムが勝ってしまい、
検索して七瀬の居場所を発見。
七瀬は、麻陽たちの安全を守るため、一人で出て行ってしまいます。

ラストクイーンに襲われた七瀬は、「レイコ」の人格が出てきたふりをして
ラストクイーンを油断させ、毒のプログラムをインストールします。
(最初からそれやっていればよかったような気が)
メンデルも角城が機能停止させます。

これですべて終わった、と考える麻陽やサプリですが、
ロイドは、まだまだこれからだ、と言い、
実際、ラストクイーンもメンデルも復活。
七瀬はラストクイーンに殺されてしまいます。

麻陽、星、衣朔がそこに駆けつけ、
ロイドとサプリもやってきます。

角城は、沫嶋黎士に七瀬を生きたまま返さなければならない、とサプリに言い渡し、メンデルに原始還元処理の火の玉をぶつけられますが、
自らメンデルを抱え込み、掌で火球を作ってメンデルの背中に叩き込んで倒し、
自らも原子に還元されていきます。
サプリに「そんなに悲しんでくれなくていいのに。ありがとう」と言って。

サプリは、七瀬をつれてムービングアウト。

命令に従って現れたSIT隊員に、衣朔は、
罪のない人間を殺して、その手で子供を抱けるのか、その給料で妻や子供に飯を食わせられるのかと説得し、
ひるんだ隊員はラストクイーンに処分されます。

ロイドは、星と衣朔にいままでありがとう、いつかまた会おう、とつげ、
麻陽に
「安堂麻陽。君と沫嶋黎士のことを永遠に守る。二人で、永く、永く幸せに。それが俺の想いだ。名前をくれて…ありがとう。愛ありがとう」
といい、ラストクイーンと最後の対決をしますが、

この台詞の前に、ラストクイーンはアスラOSを起動しており、
こんな長い台詞を悠長に言っている場合ではないのでは・・・
まあ、ラストクイーンは余裕で勝てると思っているので「言わせておけ」ということだったのかもしれません。

ラストクイーンが火球をロイドにぶつけた瞬間、ロイドはラストクイーンを抱え込み、
以前、サプリがしたように光の翼で自分とラストクイーンを球体に閉じ込めて天井を破って上空で飛んでいきます。

ここで小田和正の曲が流れるのね。

なんで小田和正?いつものテーマ曲でいいのに。

そして2人は爆発しキューブ状のものだけが(後にロイドのメモリーチップと判明)が海底に落ちていきます。

2013年12月15日。
アンドロイドたちがいなくなった世界では、
沫嶋黎士がインドへの調査旅行から戻らず、麻陽との結婚式が延期になった、ということになっており、
麻陽、星、衣朔、七瀬の4人以外の記憶が、沫嶋黎二をめぐる部分だけ微妙に変わっているようです。
ずべてを忘れてしまったのか、というと、
小松左京子と衣朔の様子を見るとそういうわけでもないようですし、

解離性同一性障害を治療するために入院している七瀬を
研究室の3人が見舞い、黎士が助手たちに送った「結婚式には必ず帰ってくるから」というメールを見ます。

麻陽は、母親に「延期になっただけだから。短期は損気」と励まされ、
一人で酒を飲み
(母親の恋人は違う男になったらしい)

黎士は帰ってこない、ロイドのうそつき

と言って寝てしまいます。

ロイドには、うそをつく機能はないんだよね。

2113年の世界では、
インド人大学教授らしい人物が、ロイドのメモリーチップをもとにロイドを復旧させ、
麻陽の部屋の引き出しに5Dプリンターが設定され、
ロイドがプリントアウトされます。

麻陽はロイドとの再会を喜び、抱きつきますが、
ロイドは抱き返そうとした手を止めておろし、
黎士に体を返す、という最後のミッションのために来た、と告げて、
メモリーチップを排出します。

サプリが現れて、
ロイドのメモリーチップを回収し、
ロイドは、自分のボディに黎士の脳データを移植するためにここにやってきた、といい、
黎士の脳データがダウンロードされます。

ロイドからの伝言
「俺はいつも、君のすぐそばにいる。何かあったら、すぐあらわれる。安堂麻陽と沫嶋黎士の幸せな未来を守る。」
を伝えて、サプリも2113年に戻ります。

そして、目覚めた黎士。
麻陽を見て、「よかった、麻陽を守れた」といつものガッツポーズをする黎士。

ラストシーンは
ディスプレイに映し出された
ARX II-13をダウンロードしますか?に対して、

Yes

という答えで終わります。

なんとうか、面白い要素はいっぱいあったのですが、
いろいろもったいない、惜しい、と思うドラマでした・・・
日曜朝の特撮ものだったら、よくできている!という内容だったのでは、と思います。
緊迫した画面での決め台詞や長い感傷的な言葉も、
特撮なら「お約束」「型」ですから。

一番違和感があったのは、アンドロイドの能力が、
瞬間移動や原子還元処理、なんどもプリントアウトできる、
人間もかなりの重傷でも蘇生できる、
など、ほぼなんでもアリなので、
逆に、
じゃあ、銃とか、殴りあうとか、いらないじゃん、ってなってしまうし、
展開がすごくご都合主義に見えてしまう点ですね。

意欲的な試みだったし、
こういう路線は今後も模索してほしいと思います。



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