2015年8月17日「徹子の部屋」に出演する、
医師のおおたわ史絵さんが、
亡くなった母親(実母)との関係や思いを語りました。
おおたわ史絵さんは医師であり、
医療評論家として、「スッキリ」や「ホンマでっか!?テレビ」などに
出演されています。
自身が内科医になるまでと、内科医になってからの体験を語った本、
「女医の花道」など本も出版しています。
夫は歯科医の大多和昌彦さん。
そんなおおたわ史絵さんが、今回「徹子の部屋」で語ったのが、
自分のお母さんとの関係についてです。
実母の依存症、過度のしつけとは?
おおたわ史絵さんは、1964年10月15日生まれ、東京都出身。
父が開業医で、医師になることがある程度当然であるような環境で育ちました。
ところが、
おおたわ史絵さんのお母さんは病弱で、
痛み止めの薬の依存症、それもかなり深刻な状態で精神的に
不安定だったそうです。
史絵さんを医師にしようと熱心になるあまり、
過度の体罰を加えることもよくあり、
そんな家の中がイヤだった
史絵さんは、東京女子医科大学卒業後すぐに、
研修医時代に知り合った大多和さんと結婚しました。
だから、テレビに出てきたときにはすでに既婚で「おおたわ」だったのですね。
おかあさんが体罰をしていたことは、
ペットショップのサイトのインタビューで
寂しいときには、いつも乳母のようなやさしい表情で私の話を聞いてくれたし、
母がいうことをきかない私のことをぶとうとしたときには、
母の袖をくわえてそれを制止してくれた。
と語っています。
史絵さんは、「言うことをきかない」という理由をつけて
自分が悪かったから、という言い方をしていますが、
犬がそれをとめてくれたことが
「よくあったこと」として思い出に残っているというのは
やはり、ちょっと頻度が多いのではないか、という印象を受けます。
また、史絵さんのお母さんは、2年前(2013年)に亡くなったのですが、
12年前にお父さんが亡くなってから、やはり母とはうまく付き合うことができず、疎遠になりがちでした。
このままではいけないと考えて、たずねると、お母さんはベッドの上で事切れていました。
史絵さんは、反射的に母に心臓マッサージをしました。
すると、母の顔がホッとしているように見えたのだそうです。
おおたわ史絵さんは、研修期間が終わってすぐくらいに、
うつにかかっているのですが
医師の仕事が忙しすぎたということよりも
お母さんとの関係がストレスになっていたのかもしれませんね。
一方で、子供の頃、飼っていた犬が乳母のようだった、と語るように
大の犬好きで、
犬に安らぎをもらっていたことで、精神のバランスを取っていたのではないでしょうか。
お母さんも、自分の母親(おおたわ史絵さんにとって祖母)に捨てられた経験があり、
そうしたことも依存症やせっかんの一因だったとも考えられます。