動愛法とは、昭和48年にできた動物の愛護及び管理に関する法律。
1999年、2005年、2013年に改正され、
2013年の改正にあたっては、パブリックオピニオンも求められました。
この改正で、さまざまな問題が指摘されているペットショップでの犬・猫販売は変わる、または変わったのでしょうか。
改正内容は、
動物虐待禁止の目的で、
・動物の所有者の責務として、動物がその生命を終えるまで
適切に飼養することを明記。
・動物取扱業者の責務として、販売が困難になった動物の終生飼養が明記
・動物を販売する際に、飼育方法についての対面での説明の義務づけ
・生後56日以内の犬猫の販売、販売のための展示禁止
(平成28年8月31日までを移行期間とする)
・夜8時以降の展示禁止
平成26年現在は、まだ移行期間中なので、この通りの営業をしていないペットショップもあります。
ほぼ日刊糸井新聞で、糸井重里さんと、動物愛護団体「ランコントレ・ミグノン」代表の友森玲子さんとの対談を読みました。
その中で、友森さんが、深夜営業している(まだ移行期間中なので)ペットショップに行ったときのことが書かれていました。
私も、昨年の初めだったか、渋谷のセンター街に深夜営業するペットショップができたことを知っていたので、
そのショップの別支店に行ってみました。
ここについては、動物愛護に取り組んでいる人たちからは評判が良くないみたいななんですが、
私は特定のお店の批判をすることが今回の記事の目的ではないので、ショップ名は伏せます。
でも見たことがある人には写真で分かるんだろうな。
ターミナル駅前の、大きなバス通りに面した、奥に長いうなぎの寝床みたいなお店です。
渋谷店や本店に比べるととても狭いです。
以前は深夜営業で有名だった本店も、法改正を受けてすぐに20時までの営業になりました。
でも、このショップのHPの写真は、営業時間変更前のものをそのまま使っていますので、
この店舗で21時半または22時まで、営業していたことはわかります。
今日は、お客さんが多く、バイトっぽい店員さんはとくに私に声をかける風でもなく、
積極的に売るような感じでもなかったので、
友森さんのように「接客」を受けることはできませんでした。
販売されている子犬、子猫の多くは、
2013年11月20日前後に生まれた、生後7週目、50日程度の子たちですから、
その点では、56日以内の犬猫の販売、販売のための展示を禁止する、という項目には対応されていませんでした。
中には、2013年10月半ばくらいの子もいました。
下のケージは、ロングコートチワワでした。
私は犬、猫を飼ったことがないので、ケージの中の細かいところまではっきり確認して記憶していないのですが、
ケージの中には毛布やおもちゃはありましたが、
トイレと給水器はなかったと思います。次回行くことがあったら確認したいと思います。
食事はどうしているんだろう?
生後56日という基準は、離乳が終わるのがだいたい8週目とされており、
それまで母親や兄弟とすごすことで社会化ができる、ということのようです。
でも、その後、個別のガラスケージに1匹ずつ入っているっていうのは、あんまりいいことでないような気がします。
ペットショップで犬・猫を個体展示販売する、こと自体をやめないと、法改正してもあまり変わらないように感じました。