ファミリーレストラン「ガスト」には、「豚肉の生姜焼き和膳」というメニューがあったのですが、
「生姜だれ和膳」に変わり、
生姜焼き、という言葉を使わなくなりました。その理由とは。。
答えは、「店舗で肉を焼いていないから」というもの。
「ガスト」を経営する、すかいらーくの広報によると、
「豚肉の生姜焼きは、確かにセントラルキッチン(企業の調理工場)では焼いているのですが、
各店舗では加熱調理(レンジでチン)して提供しています。
『店で焼いていないのでは』というご指摘を受けないようにメニュー表記を変更しました」
しかし、この理屈では、
コンビニで売っている「生姜焼き弁当」も、店内で焼いてないから、ということになりませんか?
セントラルキッチンで、一度は「焼く」という料理をしているのですから
「焼き」と言ってもいいと思うのですが。
個人的には、レンチンで温めた料理はおいしくないので、食べたくはないですけれど。
「ガスト」が安いのは、セントラルキッチンで調理したものをレンジで温めるだけなので、
調理技術のない、時給の安いバイトでも料理を出すことができるためでもあるんですよね。
こんな、ヘンな対応をすることになった理由は、もちろん2013年末の食品誤表示(偽装)事件です。
リッツカールトン大阪などの、有名外資系ホテルでも、
自家製パン、手作りケーキなどが、外注だったことがわかり、批判されたんですよね。
こういうのを、角を矯めて牛を殺す、と言うのだと思います。
ガストでは
豚肉の生姜焼き和膳→豚肉の生姜だれ和膳
にメニュー名が変更になり、
その他
ほうれん草のソティ→おつまみほうれん草
にメニュー名が変わる、といったこともありました。
※2015年8月現在、ガストのメニュー名では「生姜焼き」が復活しています。