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カメルーン・ニオス湖の大量死事件とは?

8月24日放送「世界まる見え!テレビ特捜部」

世界まる見え!夏のミステリークイズSP世界の怪事件の謎を解き明かせ!三浦春馬

で取り上げられた、「一夜にして1700人が死を遂げた怪事件」とは?

アフリカ、カメルーンのニオス湖畔の村で起きた事件とは?

1986年、ニオス湖の近くにある谷沿いの3つの村で、
約1800人(1746人)が死亡する

という事件がありました。

その日、死を招く霧のようなものを見た、
また、異臭がしたという証言が集まりますが、当初原因はわかりませんでした。

おなじくアフリカの、ルワンダのキプ湖の近くでも原因不明の
人や家畜の連続死事件が発生しました。

ニオス湖、キプ湖の周辺で起きた死亡事件は、
二酸化炭素中毒または酸欠によるものでした。

この2つの湖の湖底の地下に、マグマが存在することにおって、
炭酸ガスとメタンガスが湖の中に吹き出しています。

炭酸ガスが溶けた水は比重が重いため、
上層に行くほどガス濃度が低い水が、
下層に行くほどガス濃度が高い水になっていて、
普通はこの状態で安定しています。

しかし、何かの衝撃が湖水に加わると、
下にあった炭酸ガスが一気に湖の表面に噴出してきます。

そして大量のガスが湖周辺に流れ出してきて
人や家畜が二酸化炭素中毒死、窒息しするのですね。

2013年ニオス湖では、再び二酸化炭素濃度が高まっている状態であることが分かり、
日本の政府開発援助で二酸化炭素を強制排出するポンプの設置を行う、
という報道がありました。

またキブ湖では、湖底にたまったメタンガスを使って発電所を作る、
という計画が持ち上がり、
試験的に発電が行われています。



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