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カキ氷での頭痛、なる人ならない人の違いは頭のサイズ?片頭痛との関係は?「この差って何ですか?」

2016年7月23日放送「この差って何ですか?」

偏頭痛にも関係あり!カキ氷で頭が痛くなる人とならない人の差…は、頭のデカさ!?

カキ氷やアイスクリームなどの冷たいものを食べると
キーンとして頭が痛くなることがありますが、
その違いが「頭の大きさ」にあるとは・・・?

カキ氷を食べて頭が痛くなる理由

冷たいものを食べて起きる頭痛は
「アイスクリーム頭痛」と呼ばれています。
カキ氷頭痛ではないんですね。

夏の暑い日に急に冷たいものを飲み込んだときに
こめかみから側頭部に痛みが生じ
数秒から数分続きます。

その原因は、

頭、頬、喉の3方向に分かれている
三叉神経が、

喉の奥が極度に冷たい、という刺激を受けたときに
それを痛みと勘違いする、

というのがアイスクリーム頭痛の仕組みだと考えられています。

また、喉がカキ氷やアイスクリームで急激に冷やされると、
その近くにある頚動脈も急速に冷やされて収縮し、

身体は体温を維持しようと血流を増やすので、
逆に血管が広がります。

その際、一時的に血管の軽い炎症が起きて、
炎症性物質が放出されて、
それが血管や硬膜などの血管周囲に分布する三叉神経を刺激して
神経原性炎症を起こすという説もあります。

アイスクリーム頭痛と片頭痛の関係は?

アイスクリーム頭痛は片頭痛のある人に起こりやすい
とされています。

アイスクリーム頭痛が起きる理由の
2つ目の仮説、

「血管が拡張するときに炎症性物質が出て頭痛が起きる」

は片頭痛と共通しており、

すぐに収まるのがアイスクリーム頭痛で、
長時間継続するのが片頭痛であり、
この2つの頭痛には明確が区別がない、とする医師の意見もあります。

偏頭痛も地の人にとっては
アイスクリーム頭痛が起きる、というよりも

アイスクリームが片頭痛の誘因になっている
ともいえるようです。

アイスクリーム頭痛が起きる人起きない人の差とは?

※番組放送後追記しました。

番組放送前に調べたところ、
これまで出ているアイスクリーム頭痛についての情報では

冷たいものを食べて頭痛が起きる人、起きない人の差は

普段から片頭痛があるか、ないかの差

冷たいものを早食いするか、ゆっくり食べるかの差

であり、

頭が大きいから(あるいは小さいから)
頭痛になりやすい、なりにくい、

という情報はありませんでした。

そして番組で放送された、「差」は

食べた時にすぐ飲み込むか 飲み込まないか

でした。


もともと、口の中が冷えていると、
カキ氷を食べても三叉神経への刺激が少なくなるので、

冷たいお茶などを飲んでから食べると
キーンとならないそうです。

頭のデカさ?というのは予告の煽りで
実際には、アイスクリーム頭痛が起きるかどうかとはまったく
無関係でした!

片頭痛の時には、脳の血管が拡張するので脳自体もわずかに膨張し
それに合わせて頭蓋骨結合も少し緩んで頭が大きくなる、
と言われますが、

それは目で見て分かるサイズの違いになるほどではありません。

また頭の大きさに対して、首が長かったり、
肩幅が狭いという体型の人は
首に負担がかかって「緊張性頭痛」を起こしやすいのですが、
これは片頭痛とはちょっと違いますよね。



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