ブロードウェイのミュージカル女優
イディナ・メンゼルさんが
12月31日のNHK紅白歌合戦に出演します。
といっても、来日するわけではなく、
ニューヨークからの中継になるみたいです。
イディナ・メンゼルさんは
日本では、「アナと雪の女王」のエルサ役と
オリジナル版Let’s it goの歌い手として、
また人気ドラマ「グリー」に出演していた
ことで知られています。
イディナ・メンゼルさんのプロフィール
ミュージカル「レント」オリジナルキャストの
モーリーン役でデビュー(1996年)し、
トニー賞ミュージカル部門助演女優賞にノミネートされました。
2005「レント」映画版でもモーリーンを演じています。
(個人的に、彼女を知ったのはこの映画でした)
2003年「ウィキッド」で
ヒロインのひとり、エルファバを演じ、
トニー賞主演女優賞を受賞。
2007年ディズニー映画「魔法にかけられて」(Enchanted)に
ナンシー役で出演。
この役は、なんと、まったく歌わない役でした。
「ウィキッド」のもう1人のヒロイン、グリンダ役の
クリスティン・チェノウェスも
「奥様は魔女」で歌わない役で出演しているので、
アメリカではアリなのかなあ?もったいないけれど。
結婚や子供は?
2003年に「レント」で共演したベンジャミン(ベニー)役、
テイ・ディグスさんと結婚、
2009年に男の子が生まれていますが、
2014年11月離婚したことを発表しました。
今日、紅白でご覧いただくとわかりますが、
イディナさんは、
大柄で、
上半身がガッシリ、顔立ちはエラが張っていて口が大きく、
正直、繊細なイメージの美人ではありません。
もちろん女優らしい華やかさはあるんですけれど。
モーリーンは、バイセクシャルのアーティストで女王様タイプ、
エルファバは、緑色の肌をした異形の姿であるために親にも差別されてきた
女性で、イディナさんが演じるとそこに「大女」というイメージもプラスされる、という。。
その他、「アイーダ」ではアイーダ役を演じていて、
強い女、というイメージです。
しかも
モーリーン、エルファバ、エルサの代表的なナンバーは
全て
「私はこれから自分の思ったとおりに生きるからそれを認めなさいよ」
という内容で、身もフタもない言い方をすれば
逆ギレの歌です・・・
アイーダはね、ちょっと違いますが。
劇団四季でも(四季は「レント」は上演していません)
アイーダ、エルファバを演じる女優さんはだいたい、
おなじようなキャラクターなのでかぶることが多いですが、
イディナさんみたいなタイプはいないですね。
浜田めぐみさん(既退団)、樋口麻美さんは小柄で細くて華奢なタイプですし、
秋夢乃さん(鄭夢秋・秋夢子)や
江畑晶慧さん(李 晶慧)は体格はしっかりした感じだけれど、
また違うタイプ。
もうそもそも、アジア人とアメリカ人の違いなのかも。
モーリーンを最初にみたいせいかもしれませんが、
イディナさんが演じていると
性別は女性だけれど、ジェンダーは男性かも、という気がします。
「アナと雪の女王」の、映画の中での”Let it go”は
イディナさん本来の魅力が出せていないなと思いました。
本人のi歌い方がという意味ではなく、
ああして編集してしまうと、
彼女の歌の迫力がそがれている気がします。
Youtube動画でみられる、ライブパフォーマンスや
「ウィキッド」の隠し撮り動画なんかのほうがいいです。
一方で、アカデミー賞でのパフォーマンスは
伴奏と音が合わなくて「あれ?」という感じだったので、
今日の紅白も多少ドキドキしているんですが。
でも楽しみです。