1月7日放送「スゴ腕の専門外来SP」で、
東京慈恵会医科大学付属病院の北原雅樹先生の、
トリガーポイントによる、腰痛・肩こり解消方法が紹介されます。
トリガーポイントとは?
トリガーポイントとは、痛みを引き起こすトリガー(きっかけ)となっている場所のことです。
トリガーポイント自体も、固く押すと圧痛を感じますが、
離れた場所に痛みや「響く」感じがあります。
トリガーポイントポイントとなっている箇所は、筋硬結という筋繊維の固まった状態になっています。
トリガーポイントを押すと、離れた場所に響きや痛みがあることから、トリガーポイントをツボと思う人もいるようですが、
ツボ(経穴)とは違うものです。
トリガーポイントによって引き起こされる痛み=関連痛には、典型的なパターンがあります。
肩こりのトリガーポイント
肩こりのトリガーポイントは、
体の正面側
・腕の付け根(腕と胸の間のくぼみ)
・ひじの内側の上の方
体の背面側
・肩甲骨を囲むようにある5か所
http://medianow.jp/bhd/health/trigger-point/
腰痛のトリガーポイント
体の正面側
・足の付け根の内側、外側
体の背面側
・背骨のワキ、ベルトのラインから指3、4本分上
・背中側の、ベルトのラインのすぐ下
・おしりの真ん中位
・おしりの真ん中から少し下の位置
http://medianow.jp/bhd/health/trigger-point/
トリガーポイントのほぐし方
トリガーポイントを自分でほぐす場合はただもむのでは、
しこり(硬結)になっている部分の真ん中を
垂直に
30秒間
痛すぎない強さで
押すのがポイントです。
手が届かない背中側はテニスポールを使うとやりやすいです。
30秒間じっと圧を加えて緩める、ことを繰り返すと、
ポンプのような作用で、固まっていた筋繊維が緩みやすくなります。
北原先生の治療とは?
東京慈恵会医科大学付属病院ペインクリニックでは、
トリガーポイントのIMS治療(筋肉内刺激法)、という治療法を行っています。
この治療法は、北原先生がアメリカ留学中にカナダ人医師Dr. Chan Gunnより直伝を受けて
日本に持ちかえったもので、まだそれほど多くの場所で受けられる治療法ではありません。
IMF療法は、手で押すだけでは届きにくい筋肉の奥にあるトリガーポイントに細い鍼をさす療法です。
鍼の細さは0.2mmと髪の毛ほどなのですが、さす場所が経穴ではない、筋繊維の抗ケルだからなのか、
かなりの痛みがあるようです。
しかし終わった後はとてもスッキリするそう。
東京慈恵会医科大学付属病院ペインクリニックでのIMF療法は、
テレビや雑誌などで取り上げられることが多く、
予約はとても困難な状況です。
公式サイトでは、平成26年3月まで予約がいっぱいで平成26年2月に予約受付を再開する、とありますが、
すでに1年近くたっていますが、今はどんな状況なのかは、問い合わせてみないとわからない感じですね。
他にトリガーポイントのIMF療法を受けられる医療機関は、
東京慈恵会医科大学付属病院ペインクリニックと連携してIMF治療法を行っている、
渋谷セントラルクリニック(03-6437-6424)
があります。