けものフレンズ

【アニメ】けものフレンズ第9話・アプリ版未経験者の感想と考察

2017年3月7日火曜日深夜放送「けものフレンズ」
第9話「ゆきやまちほー」のネタバレあらすじと
感想です。

※タイトルにあるように、私はアプリ(ゲーム)は未経験です。
動物の能力の描き方などについての興味から見ています。

けものフレンズ第9話のあらすじ

冒頭、なぜか吹雪の中行倒れているサーバルと
「どうしてこんなことに・・」というかばんちゃん。

話はその前に戻ります。

ヒトは、最後にみなとで目撃された、
というペンギンたちの情報をもとに、

ジャパリバスでみなとに向かっている
かばんちゃん、サーバル、ボスは
ゆきやまちほーにさしかかります。

サーバルにとっては初めての雪。
かばんちゃんにとっては?(今のところ記憶がないので
「初めて」みたいなものですが)

途中、バスは雪にタイヤを摂られて走行できなくなりますが、
ボスが、雪道用の装備を保管している場所を見つけ
先に進むことができるようになります。

サーバルは
山の方に煙のようなものを見つけます。

ボスが、源泉から温泉を引いている、
と説明し、源泉を見に行き、その後ふもとの温泉によることに。

しかし、途中で吹雪に合い、ボスは活動を停止し、
温かい地域の動物であるサーバルも凍えそうになります。
(ここで冒頭のシーンにつながるんですね)

かばんちゃんは、ボスの「かまくら」の話と
雪を握ったら固まったことから思いついて、
サーバルといっしょに「かまくら」を作り、
ひとまず、風と雪をよけます。

すると、天井のほうから2人の話し声がして
突然、だれかが頭を突っ込んできます。

「食べないでくださーい!」(かばんちゃん)

それは、「いつも使っている装置」の調子が良くないので
調べに行く途中だったギンギツネと、キタキツネでした。

キツネたちは普段はふもとの温泉にいるのだそう。

サーバルとかばんちゃんがもともと寒い地方の動物ではない
と知ったギンギツネは「寒さをなめていると死ぬわよ」と
カイロのようなものを貸してくれます。

そして雪が小やみになったので
4人は源泉に向かいます。

間欠泉が噴き出す様子を見て、
サーバルは「分かった!これが海だね!」と言いますが、
ギンギツネにあっさり「違うわ。これは海じゃない」と
否定されてしまいます。

その後、温泉に入ろうとして氷水に飛び込んでしまうサーバル。

サーバルとかばんちゃんが足湯で温まっている間、
ギンギツネとキタキツネは分結機(だったと思います)
に「湯の花」が溜まっているのを見つけます。

※分離器でした。
分離器は、地熱発電で、
地下からくみ上げた温泉を、蒸気とお湯に分ける
セパレータ(気水分離器)のこと。
ここはジャパリパークの発電所だったようです。

2人は溜まった湯の花をかきだしますが、
キタキツネは「湯の花がたくさん出る時はセルリアンもたくさん出る」と
つぶやき・・・

かばんちゃん、サーバル、いつの間にか動くようになっていた
(というか、4人についてきていたんですね)ボスは周辺を散策、

かばんてちゃんが「これもアトラクションなのかなあ」というと
ボスがまた、人の言葉を話すモードに入りますが、

今回は、二人の会話になっていました。
それは、「ミライさん」という女性と、フレンズらしい女の子の会話で、

セルリアンの調査のためにこの源泉まで来たこと

「昨日の事件」から、セルリアンはサンドスターを奪う=食べていて、
そのため、フレンズがセルリアンに食べられると、
サンドスターに由来する個性や能力を失いもとの動物に戻るか、
完全に消滅してしまうかのどちらかが予想されること

などが語られています。

そして「分かった!これは海なんだね!」とう声を聴いて
サーバルは「この声って・・・?」と言います。

一方、アライさんとフェネックは図書館まで来て、
「どこだかはっきりした場所は分からないけれど山にあるらしい」と
いうことを伝えますが、
博士たちは「あの山は聖地だから入ってはいけないのです」と言います。

しかし、アライグマたちにこのまま探させれば
シシン(?そう聞こえたのですが)が見つかるかもしれない
と密談。

場面はゆきやまちほーに戻ります。
ここからはサンドスターが噴き出す山が近くに見えます。

しかし、やはりギンギツネ達も山に行ったことはなく
「聖なる場所だから行くには博士にきいてみないと」と
言います。

装置の処置が終わったギンギツネ、キタキツネと
かばんちゃんたちは一緒にふもとの温泉に行くことにしますが、

その時、山の方に大量のセルリアンが現れ、
なだれのようにこちらに向かってくるのが見えます。

あの数では戦えないし、
あのスピードでは逃げるのは無理。

かばんちゃんは、そこにあった大きな桶と
温泉をまぜる木の板でそりを作ることを思いつきます。

サーバルが坂道までそりを押して
ぎりぎりでセルリアンの攻撃を避けて
滑りだすことができます。

そして、ジャパリバスが止まっていたところまで。

温泉に戻ると
キタキツネは「ジャパリゲーム」を始めようとしますが、
ギンギツネに「先にお風呂でしょ」を言われたため、
ゲームの内容までは分かりませんでした。

そして・・・なぜか、
服のまま温泉に浸かっているフレンズたち。

1人、見知らぬフレンズがいたのですが、
エンディングクレジットを見ると、カピバラですね。

かばんちゃんは、「あの・・・温泉って服を着たまま入るものなんですか?
脱いだ方がいいんじゃ・・・」
と言います。

「服って?」

「え、これですけれど」

「えー!これって取れるものなの?!」

「それはすごい発見だわ!!」

と言って、突然脱ぎ始めるギンギツネとサーバル
(腰あたりの後ろ姿なので脱いでいる絵はありませんよ 笑)

「いや、その、人前でいきなり全部脱ぐのは・・・」
と恥ずかしがるかばんちゃん。

「へえー服がないとツルツルなのね」

そして、裸になって温泉に浸かっている
4人(いつのまにかカピバラの姿は無くなっています)。

かばんちゃんたちが、みなとに向かう、という話を聞くと
「みなとには大きなそりみたいなものがある」とギンギツネは
いいます。(ホバークラフトのようなものでしょうか)

サーバルが、海を大きな水たまりくらいに思っていたことも判明しますが、
見たことがないとそんなものかも。

温泉を出発した一行。
ボスが「このあたりにちょうどよい宿発施設がある」と言い、
今夜はロッジに泊まることになります。

アライさんとフェネックはペパプたちと
前年のサンドスターの噴火についての話をしています。

アライさん「そう!この前の噴火の時とられたのだ!」

その、「この前の噴火は大きかった」という話から、

「今年はたくさんのフレンズが生まれていそう」

「フレンズってどういうときに生まれるんだっけ?」(フルフル)

「サンドスターが動物に当たるとフレンズになるんだ」(コウテイ)

「あるいは、動物だったものとかね」(プリンセス)

「そうそう、ここだけの話、ジャイアントペンギンさんがそのタイプ
らしいですよ!」(マーゲイ)

ここ、動物だったもの、の意味が分からなかったのですが、
ジャイアントペンギンは、すでに絶滅した巨大なペンギン(身長160㎝くらい)
なので、

動物だったもの、とは、
すでに絶滅した動物のなにか(化石とか?分かりませんが)
という意味のようです。

けものフレンズ第9話の感想・考察

ギンギツネとキタキツネは、
本編では、はっきりと「自分たちは温泉管理人だ」とは言っていませんが、
公式サイトの予告などには温泉管理人と書かれていました。

実際、源泉から温泉にお湯が来なくなった
という理由で、装置を修理しに来ています。

これまで、
ジャパリパークの施設は、放置されている(ロープウェイや地下迷宮)か、
ラッキービーストたちが手入れしている(図書館ちかくのバーベキュー広場の調理場)、
偶然もともとの用途と同じように使われている(ジャパリカフェはアルパカのカフェに
なっていますが、アルパカはジャパリカフェを維持したり再興したりするという意識はない)、

といったケースがありましたが、
フレンズが、施設の用途と機能を維持している
ケースは初めて?

また、今回は、アプリ版のガイド役だった
ミライの声が、ボスを通して流れてきて、

セルリアンがサンドスターを食べる、
もしもセルリアンがフレンズを食べると
サンドスターによるフレンズ化が解消されて元動物に戻るか、
すでにサンドスターと一体化しているのでフレンズ自体が消滅するのではないか、
とう仮説があったこと、

ミライと誰か(昔いたサーバルと同種のフレンズ?)の
会話の前の日に、セルリアンをめぐる事件があったこと

等が分かりました。

ヒトが最後に目撃された、というみなとには、
ソリに似たもの=ホバークラフト?のようなものがあったらしいですが、

ジャパリパークを運営していたヒトは、
セルリアンがあまりにも増殖してしまったために
ここを放棄した、ということなのでしょうか。

それにしても、
一つの島らしい、ジャパリパークですが、
ちほーによって

サバンナ、熱帯雨林、砂漠、温帯、雪山など
植生だけではなく、気候自体を変えていて、
いったいどんなシステムなんだ、と思いますね。

前回まではかばんちゃんを追跡していたアライさんとフェネックですが、
今回、博士たちとペパプたちには、

かばんちゃんを追っている、ということはまったく言わず、
サンドスターが噴出している山にあるらしい
何かを探していることになっています。

方針が変わったのか、
かばんちゃんが関係していることを隠しているのか・・・?

アニメイトタイムズに掲載された制作側のインタビュー

で、アニメ制作のヤオヨロズ株式会社取締役プロデューサー・福原慶匡さんが

(ニチアサのアニメは)

物語が進んでも、誰かが急に殺されたりしない。ひどいことも起こらない。ずーっと平和な世界が続いてるんです。視聴者は娘を見守っているかのような、ほんわかした感じになれる作品です。


けものフレンズをこういう話にしたかった
と語っていますので、

放送初回で、エンディング映像が廃墟になった遊園地のものだったことから、
人類滅亡後のディストピアものなのではないか、といった考察もありましたが、

そういう暗いラストにはならない、ということですよね。

ある意味、安心して見ていられるようになりました。

動物解説・キタキツネ

【カナダ・サンフェリシアン原生動物園】

「サンフェリシアン」という名前から想定されるように、
カナダの中でもフランス語圏に位置し、
飼育員さんの解説はフランス語でした。

獲物となる小動物の巣穴を見つけて
ジャンプして突っ込む、という解説は、
本編中のギンギツネの台詞と同じですね。

動物解説・ギンギツネ

【宮城蔵王キツネ村】

キツネの種類は大別すると
ホッキョクギツネとアカギツネの2種類。

アカギツネは生まれた時は黒く、
赤い(きつね色)毛色に変わっていきますが、

ギンギツネは、黒にグレーが混ざった毛色に
なります。

おとなしいか、きかない個体かは
毛色とは関係なく、親に似たり、といった個性だそう。

宮城蔵王キツネ村のキツネ解説ページ



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