バラエティ

スペイン・バルセロナで豆腐屋を営む元Nステ解説員清水建宇さんとは?

2015年8月7日放送「世界の村で発見!こんなところに日本人」で

元ニュースステーション解説員の清水建宇(しみずたてお)さんと奥様が紹介されます。
清水さんは朝日新聞社を手稲引退食後、2009年にスペインのバルセロナに移住し、
豆腐屋さんを開業されました。

清水建宇さんのプロフィール

1947年生まれ、北海道札幌市出身。
神戸大学経営学部卒業後、1971年に朝日新聞社に入社。

テレビ朝日の報道番組「ニュースステーション」で
2001年1月から2004年3月の間、解説員を務めていました。
2007年定年退職。

バルセロナで豆腐店を開業した理由は?

清水さんは「世界名画の旅」で取材に訪れたバルセロナの雰囲気が好きで、
退職後に移住することを考え始めたそうです。

退職後は、記者とは全く違うことをやりたい、と考え
農業は自分には難しそうだけれど、
豆腐作りならなんとかできるかもしれない、と思ったこと、
また自分は豆腐が好きで、海外でも豆腐と油揚げがない生活は考えられなかった、

という理由で、バルセロナで自分で豆腐を作って豆腐店を始めようと考えました。

そこで定年退職した次の年、2008年5月から
千葉県習志野市津田沼にある「村山とうふ店」に弟子入りし、
豆腐や油揚げなどの作り方を学んだそうです。

スペイン語は東京のセルバンテス文化センターで勉強。

一方で、退職前から子供達には「退職後はバルセロナに行く」と宣言し、
奥さんを現地に連れて行って説得。

スペインの銀行に口座を作って毎年少しずつ預金するなど、かなり
周到に用意されていたんですね。

豆腐店開業に全財産をはたいた、とは?

番組予告には、
清水さんはスペイン移住と豆腐店開業に全財産をはたいた、
とありますが、

日本で購入した中古の豆腐製造機の輸出手続きがかなり大変で
その製造器の購入費と輸出費用だけで1千万円もかかったのだそうです。

結局、豆腐店開業の総費用はおよそ4000万円ほど。

なぜそこまでして豆腐店をスペインで、と思いますが、

清水さんは、
雑誌(「週刊朝日」でしょうか?)で江戸時代の学者、伊能忠敬を特集した時に、
伊能忠敬が事業家として成功していながら、その成功を捨てて、
第二の人生として学問の道に入り、日本地図を描くための旅に出た、
「一身二生」の考えに感銘を受けて、自分もそのように生きたい、と考えたのですね。

豆腐店「東風 TOFU CATALAN」は2010年にオープンし、
現在はお客さんの7割がスペイン人で、
「TOFUサラダ」で食べる、など、バルセロナで豆腐が広まっているそうです。

ですが、清水さんは70歳になったら豆腐店は若い人に譲り、
妻と旅行をしたい、と語っています。



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